工場の現実~稼働率を高くする理由~





メーカーにおいて工場の稼働率は言うまでもなく、社員の給料やボーナスにつながる超重要なファクターです。生産するアイテムによるのでしょうけれども、稼働率が40%を割ってしまったりすることもしばしばなようです。日本はものづくりには基本向いておらず、多品種で小ロットで、かついかに早い納期で製品を納めるかを要求されます。ですので、遊んでしまう機械が増えるのも納得です。しかし、工場の運営を行なう立場の方はいかに稼働率を上げるか、遊んでしまっている機械を減らすかを考えています。稼働率の向上ってやつです。それには以下の理由があります。

残業代が減る 

日本は世界レベルで見ると、給料が高めです(その分物価も高いですが)。稼働率が低いとその分、生産が後ろ倒しになってしまい、残業が増えます。社員の負担も増え、人的ミスの温床になります。これは工場全体の利益を考えると、コストが上がることにつながり、給料もボーナスも減り結果的に社員が不幸になります。そういう現場に社員はまず定着しませんな。

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場所代が余計にかかる 

遊んでいる機械は置物と同義です。その置いてあるスペース分も場所代としてお金が出て行っています。工場だとあまり実感が沸かないかもしれません。例えば、一人暮らしの方で荷物がすごい多い方と荷物がそんなにない人では必要な広さの分、部屋代が異なることを想像すればわかりやすいでしょう。ですので、遊んでいる機械はなるべくないほうが良く、場所を圧迫しないにこしたことはないのです。現場の省スペース化を実現できれば、固定費を削減したことになり、コストダウンにつながります。人員を減らさないで済むコストダウンはどんな現場でも恐らくウェルカムでしょう(笑)。

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生産調整が簡単になる

大食いの人が食べない方向での調整が可能であるように、生産を能力いっぱいで生産できる状態だとブレーキをかけるのは簡単です。能力がないのに増産を要求するのは装置産業である以上、不可能です。そんなことしたら、会社は倒産まっしぐらです。能力ぎりぎりの稼働運営ができるようになると、余計な機械を導入する必要がなくなり、出て行くお金を減らすことができるので、会社も社員も結果的に幸せになるでしょう。

工場って中身が創造しにくいと思いますが、無駄を嫌う素敵な空間です。合理的な人は気に入るのではないでしょうか?

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