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つまり、近い将来株式をはじめとするリスク資産を、現金に戻す流れが生まれるかもしれません。 暴落の恐れのある銘柄を保有するより、つまらないながらも利息がちゃんと付く国債を保有したほうが楽に資産が増えるからです。 このように、国債の長期金利は相場の動きに大きな影響を与えるため、株式投資における大きな変化点となりえます。 最近投資を始めた人は、比較的株価が上がりやすかったと思います。 しかし、もうすぐ売買益が取りやすい時期は終わるでしょう。 今後、「株式投資ってつまらないよね~」って評判が世間を埋め尽くすかもしれませんね( ´∀` )。
【最強】ディフェンシブ銘柄多数のポートフォリオ、短期売買のタイミング
簡単に申し上げますと、
世間で言われている、ディフェンシブ銘柄はヘルスケアや通信系と言われています。
- ジョンソンエンドジョンソン【JNJ】
- プロクター&ギャンブル【PG】
- ベライゾン・コミュニケーションズ【VZ】
などが挙げられます(無論、まだまだあります)。
ポートフォリオに組み入れる価値の高い銘柄が多いので米国市場は素敵ですね( ´∀` )。
次に短期トレードのタイミングについてです。
1.長期金利が低い・・・株式のトレードを適宜行う。場合によってはやらなくても良い。
2.長期金利が高い・・・ディフェンシブ銘柄を持ち続け、配当金をもらう。
2の期間が圧倒的に長いです。
10年あったら8~9年くらいに相当すると思います。
【経験者は語る】長期投資は基本的につまらないです
最初に断っておきます。
長期投資はつまらないです。
たしかに、適切なタイミングで取引をして大きな売買益をたたき出すのは快感です。
その快感が株式投資の醍醐味と言われても、否定はしません。
私もそう思います。
しかし、長期投資はその快感は皆無です。
端的に言ってつまらないです。
大きな値上がりが期待できない分、配当金に期待するスタンスだからです。
例外として、思わぬ増配や予想を上回る決算に伴う値上がりがたま~に起こります。
気持ちよくなるのはそのときくらいです。
金利以外に短期売買をスタートするポイント
上述の通り、金利が市場に与える影響は大きいです。
金利の情報次第で、短期トレードをするか否か決めても良いくらいだと思います。
じゃあ、金利以外でタイミングは図れないものなのか?
お金持ちが現金を持ちたくなる理由が出来た時
まさにこの1点に尽きると思います。
これを深めます。
会社が現金を持ちたくなるケース
基本的に有事のときになります。
*商品が売れなくなったは除きます。それは企業努力の問題だからです。
- 災害
- 病気の蔓延(コロナウイルスなど)
まず、災害が起こった後のことを考えましょう。
災害が起きると公共交通手段の凍結、会社の営利活動ストップ、リストラなどがどんどん起こり、会社は従業員の給料カット&非正規雇用者カットで組織のスリム化を図ります。
大抵の場合、会社は従業員がおり、毎月給料を支払わないといけません。
一部の素晴らしい会社は福利厚生制度も充実していることでしょう。
つまり、毎月結構な額のお金が会社から出ていきます。
会社がつぶれてしまう可能性が上がりますので、株式を売って、株券が紙切れになるリスクを避けようとします。
そのため、株価が下がり投資家は現金をキープできるのです。
次に病気の蔓延です。
話題はもちろんコロナです。
コロナウイルスは伝染病なので、陽性社員は出勤停止ですし急なテレワークに対応しきれない会社も出てきましたね。
従業員が働けない=利益が出ない かつ正社員は解雇できないわけですから、会社は現金を持っておきたくなります。
従来の人ありきの平常運転ができない、会社は財布のヒモを緩めない現状を踏まえて、世界中の会社はあっという間に貯蓄体質になりました。
コロナショックのおかげで分かったことですが、多くの会社は1か月~2か月売り上げが無いと従業員に還元できるお金があっけなくなくなってしまう事がわかりました。
コロナ倒産たるゆえんです。
目に見えませんが、どの会社も火の車状態みたいです。
どっしりとしている会社と、そうでない会社の格差が浮き彫りになってしまいましたね・・・。
1社だけならまだしも、日本中(もっとひどければ世界中)の会社が「現金を用意しなきゃ!」ってなりますので、株式などのリスク資産が手放されていきます。
つまり、「売り」が多くなり価格が下がってしまうのです。
また、銀行から借りている場合は返済しないといけませんのでそれも同様です。
有事の際に返済を待ってくれる銀行はありません。
会社が現金を持ちたくなる理由はこんなところです。
じゃあ投資家は?
前述の通り、投資家はリスク資産を売っていますので、資産の現金率が高くなっています。
つまり、新しい投資対象があったら買える状態と思われます。
投資家には、今の世界がこんな感じに映っているんじゃないかと思います。
コロナ渦で輝く企業が結構出てきた
⇒優良銘柄にツバを付けておける絶好の買い場
そうなると新たなターゲットを探しますよね( ´∀` )。
事実、私も少し短期トレードに参加していました。
取引銘柄はバイオンテック、モデルナ、ズームなどです。
早期のワクチン開発を夢見た投資家の資金が流れ、オンライン会議の手段を提供している会社は跳ねるだろうな~ってシンプルな未来が予想できたためです。
ちょっと良い思いが出来ました(笑)。
コロナショックは絶好の買い場だった
一言でいうなら、一瞬で株価が最悪のシナリオを織り込んだ形になります。
優良銘柄とかクズ株問わず、どれも数日間でかなり値下がりしました。
裏を返せば、この時に優良銘柄を買い向かった人は、負けることのほうが難しい相場だったといえます。
(前述の通り、私は買い向かいました)
私のような会社員でも勝てる相場でしたので、短期トレードをする時期として活動しました。
世界がコロナになじんできた今は本来のスタンスに戻します
コロナ被害者が後を絶ちませんが、世界は徐々にコロナに順応しつつあります。
テレワークとか、あっという間に登場して瞬く間に定着しましたね。
既にコロナウイルスの状況も株価は織り込みつつありますし、2021年は日本企業の倒産祭りになるとさえ言われています。
そのため、私はディフェンシブ銘柄中心の長期運用に戻していきます。
長期投資の運用に関しての発信もしていますので、興味があったら是非ご覧ください。
今日はこの辺で。