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2021年の6月にアボカドの水耕栽培をスタートし、種を発芽させ、寒さが厳しく湿気も多い富山県でアボカドを越冬させました。
2022年3月12日
気温は上がり、雪も降らなくなり、散歩が気持ち良い季節となりました。
2021年6月にアボカド水耕栽培をスタートしましたが、現在この通りです。
冬場の峠は完全に越えたと思いますので、ここにアボカド水耕栽培・越冬成功を宣言します。 pic.twitter.com/U6oct42CST
— Yoshiakiブログ (@yoshiakipote) March 12, 2022
(一番下に参考記事を載せておきますので、興味のある人はぜひご覧になってください<(_ _)>)
過去にアボカドの種にカビが生えて、種と根っこが腐ってしまったことがありました。
本記事は
「アボカドを水耕栽培したいけど、カビとか大丈夫かな・・・?」
って声に体験談をお話しします。
これまで2019年、2020年に越冬を試み、失敗しました。
3度目の正直で、2021年にアボカドの越冬に挑戦し、この度無事に成功しました。
その過程で確率したアボカド水耕栽培のカビ対策、過去の失敗談を解説します。
では、まいりましょう。
アボカド水耕栽培のカビ対策を越冬成功者が語る(富山県)
まず、カビが発生・繁殖するには湿気と温度が必要です。
湿気と温度を両立させないこと、発生したカビを放置しないことが基本戦略になります。
以下、苦節3年で確立したカビ対策です。
湿気が多く、カビが発生しやすい富山県でも出来たことなので、恐らくどの地域でも効果があるかと思います。
- たまに種や根っこを歯ブラシで掃除
- 春夏は水を毎日変える (秋冬は3~4日に一回で十分)
- キッチンの窓際に置く(水温が上がる)
ひとつずつ深めていきましょう。
たまに種や根っこを歯ブラシで掃除
時間が経つと、種や根っこにはカビや汚れが溜まってしまいます。
はじめのうちは緑っぽいコケみたいなものが溜まります。
これを放置しないでください。
使い古しの歯ブラシを使って、優しくブラッシングしてあげましょう。
人間の歯と同じで、種の表面や根っこは綺麗を保ってあげましょう。
継続するには、アボカドへの愛情が必要です(笑)。
春夏は水を毎日変える (秋冬は3~4日に一回で十分)
気温が高い季節は、アボカドの水は毎日取り換えましょう。
貯まった状態の水は腐りやすいからです。
水が腐ったら、アボカドはカビまっしぐらです。
(絶えず水が流れていたり、水温が低い所は腐ったりしませんが)
一方、秋冬は気温が下がるので、春夏ほど頻度を多くする必要はありません。
3~4日に1回交換すれば十分です。
その時に種や根っこのブラッシングも合わせて行いましょう。
日本は四季がある以上、水交換の頻度も柔軟に変化させましょう。
それが一番カビ対策になります。
キッチンの窓際に置く(水温が上がる)
私の住んでいる富山県は、冬場の冷え込みがキツイ地域です。
そのため、気温が低過ぎるとアボカドが生きられません。
(アボカドは温暖地域で生息しているので、マイナス5℃を下回るとマズいらしいです)
なので、キッチンの窓際に置きましょう。
寒い冬場、アボカドをどこに置くべきか、3年間の試行錯誤を経て導き出した答えです。
キッチンで料理すれば温かくなりますし、窓際なら晴れた日は太陽光がアボカドに当たるのでアボカド周辺がマイナス5℃になることはありませんでした(温度は測定してました)。
水耕栽培しているアボカドを、冷え込む場所に置くのは辞めましょう。
凍ります。
2019年、2020年のアボカド越冬失敗談
以下、過去にしてしまった失敗談です。
これからアボカドを水耕栽培をする人は参考になるかと思います。
- 種、根っこを掃除しなかった
- 栄養剤を与えてしまった
- 葉っぱを間引かなかった
例によって、ひとつずつ深めていきましょう。
種、根っこを掃除しなかった
冬場の話です。
種や根っこ周辺に発生したカビを放置した結果、やられてしまいました。
春夏に比べるとそこまで神経質になる必要はないでしょうが、全く手をかけないのはいけません。
カビが種の内部に侵食したらもうお終いです。
表面に発生しだしたタイミングで除去しましょう。
この失敗を教訓に、以降は週に2回は種や根っこを観察し歯ブラシで掃除するようになりました。
アボカドへの愛情があれば、継続は苦じゃないですよ( ´∀` )。
栄養剤を与えてしまった
これは失敗談としてお話ししていますが、失敗だったのかは確信が持てません。
冬場に栄養剤を与えていたら種や葉っぱ、根っこが腐ってしまい、越冬できませんでした。
個人的な考察ですが、冬場のアボカドにはそこまで栄養は必要ないのかもしれません。
私たちだって、毎日食べ過ぎたら病気になってしまいますよね。
アボカドもそうみたいです。
(越冬成功したシーズンでは、水しか与えていませんでした。)
人に限らず、寒い時期ってじっと耐える時期なのかもしれませんね( ´∀` )。
温かく、栄養は控えめにがコツです。
葉っぱを間引かなかった
冬場は葉っぱに元気がなくなります(3年間のいずれでも)。
そして、元気のない葉っぱをそのままにしておいたらアボカド全体まで元気がなくなり、越冬できませんでした。
見てみた感じ、葉っぱの元気の無さが茎や根っこに伝染してしまったようでした。
それを踏まえて今年の冬は以下のアプローチをしました。
冬を越すために葉っぱを間引いた。
アボカドの冬越しは水不足が原因で失敗するケースが多いらしい。
水耕栽培なので水不足は恐らく大丈夫なはず。
部屋が氷点下になるとは考えにくいので無事に冬が越せることを願う。
何事もチャレンジです。 pic.twitter.com/4uRWu3FTDN
— Yoshiakiブログ (@yoshiakipote) November 14, 2021
その結果、冒頭の通り越冬に成功しました。
葉っぱを間引く効果を実感しました。
葉っぱを間引くことで、栄養が茎と根っこにしか行かなくなるので、アボカドに生命力が凝縮されることを期待しました。
この見立てが当たっているかはわかりませんが、越冬は出来たのでヨシとします。
失敗談は以上です。
これら3つの失敗は、私の勉強不足・観察不足が招いた結果です。
(アボカドの水耕栽培の書籍って、ほとんど無いんですよね・・・)
当時のアボカド達には申し訳ないことをしましたが、このブログ記事で失敗談として読者様へ提供することで、私なりの供養としたく思います。
今後も愛情持ってアボカド達と一緒に過ごしていきたいと思います。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
アボカドのカビ対策
- たまに種や根っこを歯ブラシで掃除
- 春夏は水を毎日変える (秋冬は3~4日に一回で十分)
- キッチンの窓際に置く(冬場、水温が上がる)
【あなたはしてはいけない】過去の失敗談
- 種、根っこを掃除しなかった
- 栄養剤を与えてしまった
- 葉っぱを間引かなかった
アボカド水耕栽培を楽しむには根っこを太くするように、ポイントを押さえて育てることをおススメします。
寒くなる前に、アボカドに積ませておきたいポイントをまとめました。
3年余りのノウハウをぜひご覧になってください<(_ _)>👇。
今日はこの辺で。