
アパレル業界の会社で電気設計者として働いており、服を10年以上買わずに済んでいる会社員です。
業界がアパレルなので、研修や業務を通じて衣類に関する様々な情報を得ることができました。
その知見を活かしたところ、下着や靴下以外は11年以上同じものを着続けることができています。
当面、新たに服を買い替える予定はありません。
本記事は
「服にお金を使いたくないから、長持ちさせる方法を知りたいな」
「洗濯機使ってちゃんと洗ってるのに服が匂う・・・何がマズいの?」
って疑問にお答えする内容です。
今着ている服を長持ちさせるには
- 劣化に強い素材を選ぶこと
- 生地を傷めないように洗濯すること
- 洗濯機をメンテすること
が大切です。
これらの結論を、衣類のプロ目線で詳しくお話しします。
では、まいりましょう。
10年以上服を長持ちさせるための重要ポイント5つ
服を長持ちさせるためには、以下のポイントを押さえることが大切です。
- (肌トラブルとかなければ)なるべく化繊素材の服を選ぶ
- 正しく洗濯を行う、正しく乾かす
- 月一で洗濯漕のクリーニングを行うこと
- エージングを楽しめるものを持つ
- 体型を維持する
ひとつずつ深めていきましょう。
(肌トラブルとかなければ)なるべく化繊素材の服を選ぶ
まずは服の素材選びからお話しします。
体質が合う人は、ぜひ化繊素材を選びましょう。
化学繊維は人類の叡智の結晶です(化学の授業で習って衝撃だったのを覚えています)。
こんなに安く、強い素材はほかに見当たらないからです。
UNIQLOを買っておけば間違いはないでしょう( ´∀` )。
👆私はオールUNIQLOです
幸い、私はアレルギーもなく乾燥肌問題も湯シャン生活でクリアできたため、現在も化繊の服を気持ちよく着続けることができています。
(秋冬の時期に、重曹水で煮沸させて汗の成分を煮出しているのも影響しているのかもしれません。化繊ならこのくらいハードな事をしても耐えてくれますよ( ´∀` ))
30歳を過ぎていますが、臭いとも無縁です。
私同様、シャンプーやボディソープが肌トラブルの原因になっている人は多いのかもしれません。
正しく洗濯を行う、正しく乾かす
まず読者様に質問です。
以下のよくある間違いをしていませんか?
- 風呂の残り湯を使う
- 洗濯機に洗濯物を入れて、洗剤入れて、スイッチオン
- 天日干し
もしやってしまっていたら、次の洗濯から改めることをおススメします。
なぜ間違いかを説明しますと、
- 風呂の残り湯を使う
⇒きれいではない水では、洗濯物はきれいにならない。 - 洗濯機に洗濯物を入れて、洗剤入れて、スイッチオン
⇒洗剤が溶け切らず、本来の洗浄効果を発揮しきれない。洗濯槽が洗濯物でパンパンなら、水も洗剤も行き渡らず しっかり洗えない。 - 天日干し
⇒太陽光で生地が傷み、傷んだ個所から劣化したり匂いが付きやすくなる
ということになります。
これらをひとつでもやってしまうと、服が気持ちよく洗いあがりませんし、劣化がどんどん進んでしまうでしょう。
「ちゃんと洗っているのに洗濯物が臭い」って人はこれらの3連コンボをかましているケースが大半です。
逆を言うと、これらをやらなければ服は長持ちすると言うことです。
以下、正しい洗濯のやり方です。
- 風呂の残り湯を使わない
- 洗濯機に洗剤入れて、よく水に溶かしてから洗濯物を入れて、スイッチオン
- 風通しの良い部屋で干す
これらのポイントを押さえれば、服を傷めずに洗い上げることができますよ( ´∀` )。
ちょっと面倒ですが、服を傷めず気持ちよく洗い上げるためには必要なことです。
(汗の臭いが気になる人は、ぬるま湯に重曹を入れて事前に30分くらい漬け置きしましょう)
月一で洗濯漕のクリーニングを行うこと
洗濯層の内部がカビだらけだと洗濯がちゃんとできませんので、1か月に1回は洗濯槽のクリーニングをしましょう。
洗濯漕内は湿気がこもりやすく、汚れた衣類を洗う洗濯機はカビが繁殖するには良い環境だからです。
ドラッグストアで専用の洗剤を買っても良いですし、キッチンハイターを使うのも良いかと思います。
(キッチンハイターなどの塩素系漂白剤が使えるかは洗濯機の取説をみましょうね( ´∀` ))
エージングを楽しめるものを持つ
エージング、いわゆる経年劣化です。
物であれば、どんなものでも必ず経年劣化します。
経年劣化したものは「何とも言えない味が出て愛着が湧く」か「シンプルに見苦しくなる」のどちらかになります。
経年劣化が楽しめるのは間違いなく前者ですので、お気に入りのジーンズを1本持って、色落ちを楽しむなんて良いですね( ´∀` )。
(ほかにも機械式の腕時計や革製品などもエージングが楽しめますが、手入れが大変で値段も高いので私はパスしてます( ´∀` ))
体型を維持する
体型は維持したほうが服は長持ちします。
太っていた人が痩せたら服はブカブカになってしまうでしょうし、痩せていた人が太ってしまったら服が着れなくなってしまいますね( ´∀` )。
今の体型サイズが合わないと持っている服が着れない、着たくない状況に陥ります。
体型の変化は服を買い替えるきっかけになってしまうので、服を長持ちさせたい人は体型を維持しましょう。
体型を維持するには運動よりも食事量を抑えるほうが簡単です。
私は1日1食生活を送っていますが、もしも興味がある人は自己責任でお願いします👇。
【注意点】匂いが気になる人は通気性の良いカゴに洗濯物を入れましょう
洗濯槽の中に洗濯物を溜めておく人を見かけますが、それはダメです。
雑菌が繁殖し、匂いが付き放題だからです。
一人暮らしや二人暮らしで毎日洗濯をしない人は、ぜひ通気性の良い洗濯カゴを使うべきです。
入れ物を変えるだけなので簡単だと思います。
【注意点2】ドラム式洗濯乾燥機は悪くないんだけど・・・
はじめに、ドラム式洗濯乾燥機は硬水向けの洗濯機です。
洗濯に適していない硬水でも、しっかり洗えるように作ってあるのがドラム式です。
つまり、海外の硬水圏で生活している人向けになります。
日本は軟水ですので、基本的にドラム式じゃなくてもスペックは十分です。
洗濯することが大嫌いな人や、どうしても時短をしなきゃいけない人(経営者とか)以外はドラム式洗濯乾燥機はオーバースペックになり得るかと思います。
ドラム式洗濯乾燥機は温風や熱風で急速に乾燥させるので、生地を傷めるリスクがあるので服を長持ちさせたい人にはおススメできないです。
以上、注意点でした。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- (肌トラブルとかなければ)なるべく化繊素材の服を選ぶ
- 正しく洗濯を行う、正しく乾かす
- 月一で洗濯漕のクリーニングを行うこと
- エージングを楽しめるものを持つ
- 体型を維持する
- 洗濯に風呂の残り湯を使わない
- 洗濯機に洗剤入れて、よく水に溶かしてから洗濯物を入れて、スイッチオン
- 風通しの良い部屋で干す
服を長持ちさせることができると、服を買い替えることなく何年も暮らせます。
日本は四季がありますので、節約効果が大きく、貯金も捗りますよ( ´∀` )。
今日はこの辺で。