意識高い系(あるいは本当に意識の高い人)を敵に回しそうですが、記事に残すべきと判断したので書きます。
(私は本を読むことは好きですが、お金・時間の無駄になる可能性が高いとも考えています)
「読書する人は出世する」は間違いです。
理由は、出世に読書は不要だからです。
出世は仕事で成果を出したり、上司に気に入られないと不可能です。
(読書が好きな人間をえこひいきする上司を、少なくとも私は見たことがありません)
膨大なリソースを無駄にするので、出世のために本を読もうかな?と考えている人は思いとどまりましょう。
営業でも、事務でも、プログラミングでも、勘所は本には載っていません。
多少のハウツー程度です。
そんなことよりも、業務や上司を深く知る努力が必要です。
出世した人で本を読んでいる人は、ほとんどいないはず。
プライベートも会社に捧げている人ばかりでしょう。
「じゃあ会社の偉い人に読書家が多いのはなぜ?」
って疑問を持つと思います。
理由は
「偉くなった後にできた人脈のせいで、読書せざるを得ないから」
です。
どういうことかというと、偉い人の知り合いは大体偉い人です。
偉い人は出世よりも良好な人間関係の構築を優先するため、人との交流をテキトーにしません。
(出世は十分にしていますからね)
必然的に、相手の興味のある分野に関して会話し、理解を深める行動を取る必要があります。
「へえぇ~、そういうことに興味がおありなんですね!おススメの本ってあります??」
といった“社交辞令”を言うことになります。
実際におススメ本を読んで相手を喜ばせ、良いビジネス、良いプライベートにつなげていくのです。
目的に必要だからやる。やりたくないが仕方ない。
せざるを得ない状況になっただけというのが実情でしょう。
これが「偉い人に読書家が多い理由」です。
平社員が出世のためのゴマすりを頑張ったり、業務の深く理解するために努力するのと理屈は変わらないです。
生活を良くするための手段が「出世→老巧な人間関係の構築」に、必要なことが「ゴマすり・業務理解→読書」に切り替わっただけです。
そこを勘違いしないことが重要です。
私の肌感覚ですが、ガチの読書好きはごく一部です。
普通は読書よりキャ●クラのほうが楽しいですよね。
「必要だから仕方なくやる人生」より、「選択肢を選び取る人生」でいたいものです。