歯列矯正を頑張っています。
良い歯並びを実現させるには舌を正しい位置を覚えさせることが必要です。
理由は、私が行なっている歯列矯正の土台となるのが舌の筋力であり、土台を鍛えて良い歯並びを維持することを狙うと必然的に舌のトレーニングに行き着くからです。
そして、筋力を発揮するにはある程度の筋肉の柔らかさ、高い可動域を実現する必要がありました。
本記事では舌の可動域を確保するための手術、舌小帯切除についてお話しします。
舌のチェック
歯医者さんに私の舌の状態をチェックしてもらったところ、
「とても硬い。柔軟性に乏しい舌」
という評価をいただきました・・・。
やっぱ普段から鍛えてないからか~と考えていましたが、歯医者さんから言われたのが
と指摘を受けたのでどうにかすることになりました。
舌小帯ってデメリット!
舌小帯のデメリットについてお話しします。
舌小帯とは?
説明の前に皆様、鏡を用意してみましょう。
舌を上顎に吸い付けて口を開けてみると、舌の裏とかにヒモみたいなのがあるかと思います。
それが舌小帯です(下の写真赤丸のところ)。
舌小帯はなぜ悪い?
舌をちょっと伸ばした時に正面から見て、舌の先端がハート形になるようでしたら舌小帯が見事に舌の動きを邪魔していると言ってもいいでしょう。
舌の動きを邪魔するのは大罪です。
舌を本来あるべき位置に置けないのですから。
コイツのせいで舌が自由に動かないのは煩わしいものですので、舌小帯切除をする決断はとてもよかったと思います。
てなわけで、柔軟性を阻害している悪者 舌小帯なるものを切り取ることにしました。
今後の人生のためにも、デメリットは排除したほうが良いですよ。
土屋太鳳さんをはじめとする芸能人の人もやっていることなので安心です。
舌小帯切除
舌小帯切除はれっきとした手術ですので、その流れを説明します。
手術の流れ
手術は舌に塗布する麻酔に加え 局所麻酔を打ち、舌小帯を一瞬でカットする装置で施術してもらいました。
便利な道具があるもんです。
麻酔が効いていたので痛みはそこまででしたが、血が止まらなかったです。
何回も口をゆすいだのを覚えています。
気になる手術時間、麻酔込みで10分。
うん、スピーディー。とてもあっけなかったです。
さらば私の舌小帯www。君のことは忘れないよ(笑)
みたいな別れの言葉も言えないまま私の舌小帯は処分され、お会計を済ませ、歯医者さんを後にしました。
(もちろん、舌小帯切除後の過ごし方のアドバイスはもらって帰りました)
手術後の過ごし方
傷口がなるべく開いたままで過ごしましょうというドSな要求を受けました。
可動域が拡がった状態で傷がふさがるのが理想で、痛くても、血が出ても、舌を甘やかさないことを要求されました(笑)。
私はアスリート気質なので、こういう根性論系なのは燃えます(笑)。
傷口を開いた状態は舌小帯切除後の柔軟さを維持することにつながり、舌を教育するための万全な準備に至ります。
いわゆる、柔軟な状態をキープしたまま、傷口を長い時間かけてふさいでいくイメージだそうです。
痛みを伴う治療ですな。
手術後の様子
歯医者さんで傷口を縫わなかったので(というか縫えない)歯磨きやうがいの度に洗面台は出血大サービスです(笑)。
自宅の洗面台が文字通り血の海です。
写真は撮ってありますが人様には見せられません( ´∀` )。
なぜ舌小帯切除があまり浸透していないのか?
ここで漠然とした疑問にです。
そもそもなんで、日本では舌小帯って言葉が全然浸透していないのでしょうか?
せっかくなので色々調べてみました。
英語圏では赤ちゃんの段階で舌小帯切除!
英語圏では、発音の都合上、舌小帯があるとマズいということで、
痛感神経が未発達な赤ちゃんの段階で切り取っちゃうのは常識みたいですね。
おしゃぶりだって2歳くらいまで与えるのは常識ですし、
海外ではそれなりに舌の教育も親が踏み込んでいるみたいですな。
日本語と外国語の違いのせいかも?
事実、日本人は他国の言語の覚えが悪いことは世界中で知られていますし、閉鎖的な島国気質に加え、舌の筋肉や柔軟性があまりない人が多い結果こうなったのでは?なんておっしゃる方もいます。
舌小帯切除後、試しに英語を音読したら確かに発音が良くなっている!気がします(笑)。
仕事柄、少しは英語を使う私にとってはとても好都合でした( ´∀` )。
(日本語は舌が硬くてもある程度までは喋れてしまうんですよね・・・)
海外では、舌小帯切除は赤ちゃんのうちにやってしまうことが一般的です。
手術費用【舌小帯切除】
舌小帯切除、気になる費用は自由診断で5000円くらいでした。
健康保険の適用対象外なので、社会人にはそこそこの出費。
飲み会一回分です。
舌小帯切除後の意外なリハビリ
舌小帯切除の後、縫わなくてもいいのかと不安に思いましたが、舌の裏は血管がいっぱい集まっており、修復されやすい器官なので問題ないと歯医者さんに言われました。
但し、切り取ったところを毎日動かしながら直していかないと元の「可動域が狭い状態」に戻ります。
元の状態は嫌なので、痛い感情を無視しつつ頑張りました。
その甲斐あって、だいぶ治ってきました。実に痛かった・・・。
しかし、長い目で舌のトレーニングをしなくてはいけないので、気は抜けません。
ただ、お花に毎日お水をあげているような心境ですので面倒な反面楽しいです。
手のかかるわんぱくな子供に付き合っている感覚に近いですな(笑)。
歯列矯正にも良し、ついでに高音域の声がでます。
歌手になりたい方は是非。
(かの有名なM田聖子さんとかもされたとか・・・)
舌小帯切除後の意外なリハビリ
「Yoshaikiさん、カラオケをしてください」
って歯医者さんから言われ、ふざけてるのかな?と正直思いました。
どうやら歯医者さんは大まじめなようです。
舌小帯切除後のリハビリとして、カラオケを薦められよく行ってます。
大きな声が出ることを実感し、舌の柔軟性の維持にいいらしいです。
声のトーンが高くなっていることを実感し、声が通りやすくなっていることを実感できてます。
リハビリを続けたら・・・
ひとりカラオケは最初こそ馴染みがないため戸惑いましたが、今は割と楽しんでます。
今やフリータイムも全然いけます(笑)。
手術後は大きな声は確かに出しやすい(笑)。
歯列矯正の治療の一環として、ましてやリハビリとしてカラオケが出てくるとは私の予想の斜め上でした(笑)。
*決してふざけているわけでなく、極めて真面目にリハビリしています。毎週末はカラオケです(笑)。
因みに少しうまくなりました(笑)。
十八番もいっぱしに持つようになりました(笑)。
そこそこ人様が沸く程度にはうまくなりました。
その甲斐あって人様からのカラオケの誘いは二つ返事でついていけるようになりました(笑)。
歯列矯正の目的とは少し違いますが、カラオケが上手くなったことはとても良かったです。
今日はこの辺で。