大学生の時から、「できるだけさっさと蓄財したい」と考えていました。
仕事を最小限に抑え、自分のしたいように生きたかったからです。
なので、投資をしてお金に働いてもらう必要がありました。
そのため投資に回すお金が必要となり、長時間労働する気満々でした。
入社後に配属された職場は多くの大卒の先輩が辞めていく、病んで異動になる人が後を絶たないレベルの長時間労働が常態化している現場でした。
社内でも有名なブラック職場だったと記憶しています。
(実際、後輩は5年連続で辞めていき、頼れる先輩は13歳年上の人ひとりだけでした)
一見、配属ガチャは大ハズレですが、私はチャンスだと思いました。
「大したスキルもない人間でも稼げる」と思ったからです。
人手不足ですから残業が多くても人事部からも怒られませんし、休日出勤もたくさんできる状況でした。
そんな環境でしたから、仕事は割と受けていました。
当時、上司から何か言いつけられても「はい」「YES」「喜んで」以外言った記憶がないです(笑)。
そのくらい、業務は断らず理由をつけては残業・休日出勤を繰り返していきました。
実際、新卒にして毎月40万円~50万円程度を稼ぎ、ほとんどを投資資金に充てました。
しかし、望んだとおりの展開とはいえ、辛かったです。
とにかく労働まみれの時期だったからです。
多くの遊びの誘いを断り、デートもままならない日常だったのを覚えています。
「何もない奴が お金を稼ぐって大変だ」と実感しました。
※断っておきますが、労働まみれになることを承知して、覚悟を決めてやっていました。
最初の5年間は土日祝日でまともに休んだことはほとんどなく、休日出勤、ひと月40~50時間程度の残業、さらに深夜勤務もありました。
一番過酷だったのは金曜日に日勤定時上がりした6時間後に深夜勤務をするシフトでした。
(当時の法律ではやっても大丈夫な運用でした。現在は不明)
定時上がりしても、ちょっとだけ寝てまた出社しなきゃいけない、飲みに行く同期を尻目に会社へ向かう自分・・・何度心が折れそうになったことか。
そのたびに現場の人たちから暖かい言葉をもらい、立ち直れました。
(貴重な労働力に辞められては困るからでしょうww)
幸い、残業代も深夜勤務手当も満額キチンと出るホワイト会社だったので心身ともに踏ん張れました(現場はブラックだったがw)。
改めて思いますが、私は恵まれていました。
当時、大学を卒業した後の新卒社会人って、手取りが20万円程度であることが多かったです。
実力がないわけですから、20万円でも感謝すべきだと思います。
しかし、上述の通り“残業上等”、“休日返上OK”、“深夜でも働きます” 精神のおかげで、係長クラスの月給を新卒1年目から5年間もらい続けることができ、投資金額を増やせました。
ボーナスも当然、株に全ツッパです。
その結果、4年半で1000万円を蓄財でき、株式投資に弾みがつきました。
1000万円を達成したとき、周りを見渡しましたが、100万円以上蓄財している人は皆無でした。
それが分かったとたん「ああ、私、結構頑張ったのかな」と思えました。
当時30歳でしたが、この年齢で資産1000万円に到達するには長時間労働は避けて通れないなと再確認しました。
大げさではなく、職場に魂を売るくらいの覚悟が必要だと思います。
でないと、途中で心が折れて蓄財できなくなりますから。
早期で1000万円欲しい人は、気合と根性が最重要ファクターなので覚悟を決めましょう。
以上、資産額1000万円までの経緯でした。
社会人6年目以降は異動となり、手取りは一気に減りました(普通に戻った)が健康的に過ごすことができています。
1000万円への追加投資、地合いのおかげで資産はグングン成長し、8年目を迎えることにはマス層を抜ける程度になりました。
歓喜に打ち震えるとともに、早い時期にまとまった額の株を買って長くホールドする重要性を学びました。
労働まみれの日々に感謝です(当時は文句ばかり垂れていましたがw)。
インデックスでも高配当投資でも、それなりに投資効果を感じるのは1000万円くらいからだとおもいます。
そこからも粛々と資産形成を続ければ、早期リタイヤをも視野に入ってきます。
労働、節約、継続。
全体的に夢のない話になってしまいましたが、ゼロからそれなりの額を蓄財するには、泥くさい労働まみれの日々が必要です。
マス層より上の階層、悪くないですよ( ´∀` )。
今日はこの辺で。