過去に「働きたくないから株式投資を頑張って何とかならないかな~」と考え、実現に向けて徹底的に調査し、ちょっと難しそうと判断し、会社員として生きていくことを選びました。
つまり、できることなら働きたくないと考える怠惰な人間です(笑)
「普通の会社員が働かない選択をしたら生活はできそうだけど、結果的に制限は増えることになるだろうなぁ~」
「株で生きていくなら、運用金額が中途半端ではダメだな~」
と結論づけたからです。
以下、その経緯を詳しくお話ししたいと思います。
※のちに、超ラッキーに助けられてサイドFIREしますが、これがなければずっと働く気でいました。
本記事は
「働きたくない!株式投資で生きていきたい!」
「投資家になれば、時間もできるはず!!」
「”億り人”に、俺はなる!!!」
って人に現実をお知らせする内容です。
冒頭で申し上げた通り、一般的な会社員が「働かない」選択をすると、かえって人生に制限が生まれてしまうでしょう。
また、働かないで株式投資一本で生きていこうと検討すると、普通の会社員レベルの収入では生半可な運用金額で終わってしまい、いつか詰んでしまうでしょう(出世した人は別です)。
*当記事では、株の短期トレードではなく配当金を得る運用を想定しています
なので、働かないで株式投資を頑張るのは無謀です。
(労働とは完全に切り離さないサイドFIRE、ゆるFIRE、セミリタイアって言葉が生まれたのも うなづけます)
さすがに現実を申し上げるだけでは夢が無いので、具体的にどのくらいの金額を持っていれば働かないで済みそうか、どんな人なら「働かない」選択をしても楽しく暮らせるかについてもお話ししますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね<(_ _)>。
では、まいりましょう。
「働きたくないから株でリタイアしたい」ならこうすべき
「働きたくないから株でリタイアしたい人」は、以下の3点をやる必要があります。
- 高配当銘柄に投資し、配当金を得る
- ”非課税世帯”として生きる
- とにかくお金を使わない生活を送る
ひとつずつ深めていきましょう。
高配当銘柄に投資し、配当金を得る
これは働かない期間の収入源になります。
(毎月短期トレードで利益を出すのは現実的じゃないので、株式を買って配当金を貰う投資を想定します)
投資する銘柄は自己責任で選びましょう。
個別株でポートフォリオを組んでも良いですし、話題の米国株の高配当ETFに投資するのも良いかと思います。
私を含めた株の素人が期待できる年間リターンは、良くて4%程度でしょうから、計算自体は簡単です👇。
例:税金を払った後に年間200万円配当で欲しい
⇒6000万円分の金融資産が必要(税率20.315%で計算)
後述しますが、会社員が株式の配当金で生きていきたいと思うなら、なるべくお金を使わない、かつ非課税世帯(後述)として生きていく方が安定します。
なので、年間で欲しい配当金額はギリギリを設定しましょう( ´∀` )。
目標配当金額をギリギリに設定するには、生活費を下げる必要があります。
生活費をギリギリまで下げるから、資産運用に割くお金が余って運用ができるわけですから、ここは妥協するわけにはいかないでしょう。
この時点で「将来を考えて余裕を持ったプランを立てたいな♬」って考えている人は、働かない覚悟が足らないと思います。
税金のお支払い等 ちょっとシミュレートするとわかりますが、「働かない」ってそんなに甘くは無いですよ( ´∀` )。
”非課税世帯”として生きる
”非課税世帯”は考えようによってはパラダイスになり得ます。
世間の風潮的に、「非課税世帯」って自分のビジネスも無く、稼ぎも無い社会的弱者です。
社会的弱者って、正直悪い言い方だと思います。
実際、パート代を年間100万円程度に抑えている既婚者さんはたくさんいらっしゃいますし・・・(パートナーが会社勤めの場合ですが。)。
日本国憲法に生存権があるおかげか、国や自治体が金銭的に助けてくれることも多いです。
「非課税世帯向けの国や自治体の援助」を前向きに考えると、働きたくない人の生存戦略が見えてきます。
「”非課税世帯”の社会的弱者」を金看板として前向きに捉え、始めから「国や自治体に助けてもらう気満々」なスタンスを取ると、生き残りやすくなるでしょう。
非課税世帯は国からの補助が利用できたり、減免可能な税金も多いので、配当金だけ(無論、非課税世帯でいられる程度の額)でカツカツの生活を送っていても、案外生きていけそうな試算が立っています。
これは、いわゆる貧乏セミリタイアってやつですね( ´∀` )。
(現行の法律では、現在の資産額は一切関係なく、昨年度の収入のみが非課税世帯の判断基準みたいですね( ´∀` )。ここがポイントです。)
もちろん、都心に住むのは無理ですよ。
都心は働く人の巣窟ですし、住居費は鬼のように高いです。
よほど恵まれた環境でない限り、住居費で詰みます。
なので、働きたくない人は住居費が十分に低い地方へ移住して、非課税世帯として生きていくのが最も無難でしょう。
株式の配当金と国や自治体から助けてもらう・・・トコトン助けてもらうスタンスなら「働かない」も現実味を帯びてきます。
株式の配当金をもらいつつ、社会的弱者となり、国の財源に助けてもらう状況を作るのが2つ目の戦略です。
とにかくお金を使わない
上記2つでも経済基盤は不十分です。
更なる一手として、積み上げた資産を食いつぶさないように、配当金をなるべく余らせるように生きていかないといけません。
なので、とにかくお金を使わない生活をすることになるでしょう。
相当禁欲的は生活になると予想されますが、お金を使わない生活が楽しめる人は、恐らく大丈夫です。
(私は貧乏時代に泣く泣くそういった生活をスタートさせましたが、そのうち楽しくなりました👇)
以上が、働きたくないから株を頑張りたいる人がすべきことです。
全体的にストイックで、禁欲的で、まるで修行僧みたいな生活をしないといけないことがおわかりいただけるかと思います。
仕事を辞めるまではもちろん、仕事を辞めた後もです。
(まとまった資産を築くため、まとまった資産を減らさないためです)
私はここで諦めました(笑)。
もしも私が「働かない」を選択したら、修行僧ライフを維持できず、自堕落な生活をして、結果的に資産を食いつぶして野垂れ死んでしまうでしょうからね( ´∀` )。
下手したら、働いている時よりもストイックにならないといけない未来が見えて「ちょっと難しいかな・・・」と判断しました。
この判断内容について、昨今の仕事を辞めるブームに絡めてお話ししたいと思います。
【現実】「働きたくない」を叶えると、結構制限が多くなる気がします
昨今のFIRE、セミリタイア、寝そべり族など、働かないムーブメントが世界各国で見受けられるようになりました。
ネット上で、色んな形で「働かない」を実現したり、目指したりする人がマジで増えました。
ネット上のノウハウを行使すれば、たしかに労働からは離脱することはできるでしょう。
しかし、労働を取り払って制限が無くなる人は大変なレアケースです。
(マジで自由になった例は相続で多額の資産を譲り受けた人くらいしか知りません。)
通常、労働を取り払うと金銭面で窮屈になり、金銭的な理由で多くの事を諦めないといけなくなります。
そんな考えもあり、「働きつつ、時間を作って楽しいことをする人生」を選択しました。
現在私は希望していた電気設計エンジニアとして働いており、毎日楽しく働いています。
【推測】単身世帯なら、1億円あったら働かないで済むかもしれません
冒頭の試算では、6000万円くらいあったらいいんじゃないかと申し上げましたが、単身世帯なら1億円あったら働かないで済むと考えます。
結婚してパートナーを養ったり、子育ては絶対に無理ですが、単身自己責任ライフなら可能性があります。
民間の保険も必要ないですし、生活コストを下げまくっても文句を言われないからです。
たしかに実現できる確率は高そうですが、生活がつまらないと感じる確率もまた高いでしょう。
前述の通り、「働かない」は覚悟が要りますし、「働かない」ことは覚悟に加え ストイックさも要求されます。
働かなければラクになるはずなのにキツイ結末が見えること、労働を通じて人と関わる人生の方が楽しいと思ったので、私は今後も働き続けます。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
「働きたくないから株だけでリタイアしたい人」は、以下の3点を気を付けましょう👇。
- 高配当銘柄に投資し、配当金を得る
- ”非課税世帯”として生きる
- とにかくお金を使わない生活を送る
⇒「買わない生活」は楽しくなる可能性はある。「働かない生活」は、結構ストイックなので キツそう。
今日はこの辺で。