かつて、会社の社内公募制度を受けたことがあります。
結果は不合格でしたが、その直後に希望した開発部署へ異動できたという、少し変わった経験があります。
自分で言うのもなんですが、漫画みたいな逆転劇だったことに加え、エンジニアとしてのキャリアがスタートしたきっかけになったので、とても印象深い出来事として心に残っています。
本記事は、
「社内公募制度で不合格になったら、もうお終いなのか?」
「社内公募制度って応募したらどんな感じなの?なんか怖いんだけど・・・」
って懸念を払拭できるよう、ひとつの実例をお話しします。
以下、「社内公募不合格⇒希望部署に異動」の経緯を振り返り、社内公募の実際についてもお話ししますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね<(_ _)>。
では、まいりましょう。
社内公募制度に落ちたけど希望する開発部署へ異動できた話
以下、私が社内公募に応募し、不合格となり、異動するまでの経緯です。
- 「現在の部署が合っていない」事をアピール
- (上司からの勧めで)社内公募へ応募
- 不合格だったが、職場の「偉い人」に気にしてもらえた
- 「偉い人」の権限で、私専用の異動先候補を設けてもらえた
- 「偉い人」の権限で、異動先を選ばせてもらえた
- 「偉い人」の権限で、10日くらいで異動完了
- 電気設計エンジニアのキャリアスタート
*「偉い人」とボカしていますが、相当上の立場の人でした
これらは異動に至った途中経過なので、詳しく深めたりはしません。
「あ~。Yoshiakiのケースはそうだったのね」くらいの認識でお願いします。
次の章で、異動ができた理由をお話しします。
(おそらく、読者様が一番知りたい内容だと思っています( ´∀` ))
【今だからわかる】社内公募に落ちても希望部署に異動できた理由5つ
結果的に希望部署に異動ができた理由は5つありました。
- 偉い人の目に留まりやすい、偉い人に覚えられやすい場所にいた
- ユニークな業務をした実績があった
- 私の年齢が若かった(29歳)
- 社内公募制度を行使したから、偉い人に異動したい意志が伝わった
- 希望部署に空きがあった
ひとつずつ深めていきましょう。
偉い人の目に留まりやすい、偉い人に覚えられやすい場所にいた
当時、偉い人のデスクの近くに、私のデスクはありました。
出社したら会いますし、通路ですれ違う事なんて日常茶飯事です。
無論、仕事内容に関して話したりしていました。
そんな毎日を送っていたのもあって、偉い人に”顔”と”名前”と”仕事内容”をバッチリと認識されていました。
認識されていたから、異動業務に取り組んでいただけた。
これが一つ目の理由です。
ユニークな業務をした実績があった
どんな業務かは申し上げませんが(プログラミング系の業務とだけ言っておきます)、私は過去にユニークな業務をしたことがありました。
残念ながら昇進にも給料アップにもつながりませんでしたが、偉い人の興味関心を引いたようでした。
業務時間中に、偉い人から「・・・・の案件、話を聞いたけど面白いね」と言葉をいただける程度でしたが、それでも異動させていただくには十分だったようです。
偉い人から「自分の近くに座っている若造は、ユニークな仕事をしたらしい」と覚えてもらえていたのが理由の2つ目です。
私がどんなことをできるのか把握していただけた。
これが理由の2つ目です。
私の年齢が若かった(29歳)
社内公募の異動にせよ、上層部による強制異動にせよ、異動に関する業務は必ず発生します。
社員1人異動させるためでも、色んな人や部署が関わり、様々な仕事が発生するので「異動は面倒」なのです。
そのため、将来性が期待できない人(要するに年配者とか不真面目な社員)は、異動させてもらえる可能性は低いでしょう。
会社はそのあたり、非常に合理的で冷酷です。
逆を言えば、若い人ほど「年齢を理由に異動させてもらえない」状況は起こりにくいです。
当時私は29歳でしたが、若手扱いでした。
個人的な感覚ですが、20代~30代前半あたりが、若さを推して将来性をアピールできる年齢だと思います。
(30年くらい勤め上げることが可能だからでしょう)
改めて言いますが「若さ」は武器です( ´∀` )。
社内公募制度を行使したから、偉い人に”異動したい意志”が伝わった
前述の通り、私は上司のススメで社内公募制度に応募しました。
つまり、部署全体に私が社内公募をした事は知られていました。
(通常、社内公募制度は秘密裏に運営されるみたいですが(笑))
応募し、玉砕したことを沈みながら上司に報告したら、偉い人が動きました。
「あれ?Yoshiakiは異動できないの?不合格??じゃあココとココとココに異動できないか上長に連絡取らせようか?前やってたやつ(ユニーク業務のこと)っぽいことできる部署、興味あるでしょ???」
って感じです。
偉い人がこう発言した以上、配下の人たちは”私を異動させるための業務”をしないといけないので、凄まじいスピード感で異動が実現しました。
偉い人恐るべしです。
社内公募に応募したことで、偉い人に「私が異動したい意志」が伝わったのは重要でした。
偉い人が配下の人間に命令し、大勢の人間が、私の異動のために動いてくれるようになったからです。
後述しますが、こんな形で”偉い人の鶴の一声”を体験しました。
会社内で自分にとってベストな配置に置きたいなら、社内の実力者に気に入られることは必須事項です。
私が偉い人に気に入られ、色々と手を打っていただけたのは”可愛げがあったから”と自負しています。
そして、私の”可愛げ”は生まれつきのものではなく、本を読んで学び、実践して身に付けました。
👇以下の3冊を特に熟読し、できることを実践しました。
ノウハウを知っても、実践する人は5%もいないと言われています。
つまり、実践すれば”上位5%クラスの可愛げ”を手にできます。
私の経験上、可愛げは技術なので、これを機に読んでみることを強くおススメします。
実力者に助けてもらえる状態は、人生をラクにしてくれますよ( ´∀` )。
希望部署に空きがあった
希望部署に人員の空きがあったので、異動はスムーズでした。
異動したい部署に空きがあるかは、私のような平社員には必須事項です。
さすがに過剰人員を抱えさせてまで、私をねじ込むことはできないでしょうからね( ´∀` )。
(役員のご子息・ご息女でしたら、あり得るかもしれませんが。)
席が空いていないと異動はできません。
以上が、社内公募が不合格だったけど希望部署に異動できた理由でした。
次に、偉い人の権力を思い知った体験談を深掘りしてお終いにしましょう。
【体験談】「偉い人の鶴の一声」は最強だった!
偉い人は人事権があります。
具体的に、どの組織に、誰を、いつから配置するかを決められる権力です。
なので、偉い人は配下の社員に対して「鶴の一声」をいつでも発動できる立場にあると言うことです。
(逆に人事部は人事権がないケースが多いそうです。人事部はあくまで、人事業務を執り行う部署ってことみたいです)
前述のように、私は偉い人の「鶴の一声」で異動しました。
言い換えると、社内公募ではない別ルートで、私の人事異動が行われました。
今回の偉い人起点の異動の場合、偉い人がルールなので、偉い人の決定が”会社の公式決定”となり、私の異動が正式に決まりました。
(参考までに、私の居た職場の社内公募制度はガチガチのルールで運営されていました。大勢が申し込むため、ルール上の不公平が生じたらマズいからです。)
こんな感じで、偉い人の力をとにかく実感した出来事でした。
鶴の一声を発動できる立場を羨ましく感じましたし、少し恐ろしさも感じました。
人生を好転させる異動を実現できる一方で、ヤバイ職場への異動を強行し完膚なきまで叩き潰すこともできるわけですからね( ´∀` )。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
社内公募制度に落ちたけど希望する開発部署へ異動できた背景
- ”偉い人”に存在を認識してもらい、覚えてもらえた
- 私が過去にユニークな業務をやっていたことを”偉い人”が知っていた
- 年齢が若かった(20代~30代前半くらい)
- ”偉い人”(社内の有力者)に「異動したい意志」が伝わっていた
- 希望部署に空きがあった
- 社内公募が不合格でも、偉い人の権力で異動はできるようです(体験談)
⇒人事権のある”偉い人”とは仲良くしましょう!
「可愛げ」は作れます!!👇参考書籍
繰り返しになりますが、この出来事が起点となり、現在は電気設計エンジニアとして働いています。
現役エンジニアの私見もいくつか書いていますので、興味のある人は続けてご覧になってくださいね<(_ _)>。
今日はこの辺で。