私の性格を知っている人は意外に感じるかもしれませんが、私は「年金繰り上げ受給派」です。
たとえ受給額が減っても、60歳から年金が欲しい人です。
「後ろに繰り下げて、受給額を上げたほうが良いんじゃないの?」って理屈はわかります。
でも私は繰り上げ受給派。
理由を説明します。
- 自分の寿命がわからない ⇒ 繰り上げor下げの損得がわからない
- ある程度の資産がある
ひとつずつ深めていきましょう。
自分の寿命がわからない ⇒ 繰り上げor下げの損得がわからない
一つ目の理由は「損得がわからないこと」です。
繰り下げたら受給額が増えますが、受け取れるのは生きている間だけです。
現状、繰り下げ可能な年齢は75歳までです。
膨れ上がった受給額を毎月受け取れますが、75歳以降にアクティブな健康状態でいられるかわからないです。
つまり、潤沢な年金を有効に使い、「得したなぁ~」と思えるのかがわからないのです。
一方、繰り上げた場合は60歳から受け取ることになります(現状、7割に減りますが)。
正直、健康状態をキープできるかわかりません。
ある日突然・・・となることも十分に考えられます。
20代、30代はまだしも、60歳以降は「心身ともに元気ならば~」といった仮定は役に立たないでしょう。
若い日に言っていた「万が一」は60歳以降なら「よくあること」です。
(60歳を過ぎて病気になった、ボケた、決して珍しくありませんね)
もし通院レベルの不健康になったら、さっさとあの世に旅立ちたいと思うでしょうから、繰り上げ受給するようにします。
老後は仕事をしないつもりなので、有り余る時間とちょっとのお金を使って人生を楽しむ予定です。
ある程度の資産がある
今後、よほどのことがない限り、私は株を売却する気はありません。
現在と同様に、配当金と含み益を受け取れる状態をキープしていきます。
つまり、今のままの支出で生きていく目途が立っています。
なので、年金受給額をそこまで増やす必要はないかなと考えています。
「取り崩せる山」を持っているのは、老後に活きると思います。
山は眺めていても良いし、崩しても良い。相続も悪くない。
選択肢がある状態なせいか、眩しくみえますね( ´∀` )。
お金を豪快に使うことが苦手なので、死んでもある程度の資産は残るでしょう。
今のうちに、遺言書でも書いておきましょうかね。
残す先は、貧困世帯援助団体とでもしましょうか。
死してなお、カッコつけて人格者になりたがる私。
教科書に載っている偉人気取りなのがうかがえますね(笑)。
死んだら笑ってやってください。
年金を繰り上げてもらおうが繰り下げようが、金は余るでしょうから。