「仕事しながら資格試験の勉強ってきついんじゃないですか?」
職場で、たまに質問されます。
(恐らく、保有する資格の数が多いからだと思います)
- QC検定2級
- 自主保全士2級
- G検定
- 第二種電気工事士(筆記分野)
- IoTシステム技術検定中級
- 機械安全エンジニアB
- ファイナンシャルプランニング技能士2級
- ファイナンシャルプランニング技能士3級
正直、私は資格取得をゲーム感覚で楽しんでいる節があるので「きついか?」と聞かれれば「きつくないよ」と答えます。
しかし、私の周囲には会社・上司命令で資格を“取らされている人”が大勢いて、彼らはそろって「きつい」と答えます。
(強制は気乗りしませんよね)
なので、私が周囲から聞いた内容をもとに「仕事しながら資格勉強はきついのか」というテーマについて私見を申し上げます。
また、私が「仕事しながら資格勉強することがきつくないと考える理由」についてもお話します。
「あ、そんな考え方もあるのか~」と参考になれば幸いです。
では、まいりましょう。
仕事しながら資格勉強はきついのか?【独学で資格8つ取得が語る】
結論、きついです(みんな言っていました)。
“きつい”だけだとわかりにくいので深めます。
周囲の話を聞く限り、「時間を捻出すること」「捻出した時間内をサボらず勉強に充てること」が特にきつい内容とのこと。
なるほど、大きいハードルが2つあるってことですか。
これら2つを達成できないと、資格試験に合格することは難しいのは事実ですから、きついでしょうね・・・。
心身ともにプレッシャーもかかると思います。
ただ、私の経験上、こういった「きつい」を「ちょっと頑張ればやれなくもない」くらいに軽減することはできます。
実際、以下の工夫をすることで仕事をしながら8つ資格を取得できたので、あながち間違いでもないかもしれません。
(なお、資格はまだまだ増える予定です)
工夫のためのチェックポイントを次の章で深めます。
「仕事しながら資格勉強はきつい」と思う人がチェックすべきポイント
以下の点をチェックすれば、きつさを軽減することができます。
私は全部やっており、きつさをかなり減らし、快適に勉強しています。
- 勉強スペース(座れる時間帯、場所)はあるか
- 自分が暗記しやすい方法を知っているか
- 試験の合格ラインは把握しているか
- 合格にはどんな回答スキルが要求されるか
- 試験の裏ワザ、要領を知っているか
- お金はあるか
ひとつずつ深めていきましょう。
勉強スペース(座れる時間帯、場所)はあるか
※私は立って勉強ができない人です。
これは時間の有効利用、モチベーションの維持のためにチェックしてほしいポイントです。
周囲を ちょっと見渡せば、
- 自宅の机
- 図書館の自習スペース
- 通勤電車
- 駅の待合室
- 公園のベンチ
など、座れる場所は案外多いものです。
「自宅の机で勉強」しか選択肢がない状態だと、「環境を変えて勉強」ができなくなります。
そうなると、気分が乗らない日に環境を変えることができず、勉強できない日が増えることになるので、勉強の拠点は複数個所あったほうが良いです。
実際私も、自宅や通勤電車の勉強でイマイチ乗り切れないときは、駅内、図書館、市役所等の公共スペースなどで勉強することがあります。
(ちなみにカフェで勉強すると捗りません。私はケチなのでw)
限られた時間を高い集中力で勉強したほうが、知識も入るし試験合格も早いと思うので、「座れる時間帯、場所はあるか」は必ず確認したほうが良いです。
私の経験ですが、「捻出時間を有意義に使えたこと」「気分転換しつつ対策を進められたこと」は、自己肯定感アップにつながります。
自己肯定感が高いときつさを感じにくい感覚がありますので、勉強スペースを複数確保することは時間をかけてでもやったほうが良いです。
自分が暗記しやすい方法を知っているか
どんな資格試験でも、一定量の暗記は必要です。
そのため、自分が得意な暗記方法を知っておく必要があります。
- 紙に書く派
- 音読派
- 黙読派 ←最強
- 耳からインプット派 ←意外とフィットする人が多い印象です。
耳で読書・学習!Audible2ヶ月無料キャンペーンを試してみる - アウトプットで知識定着派 ←私
など様々ですが、自分に合うやり方をチョイスしましょう。
「効率ガ~」と うるさい外野は多いですが、結局 自分の一番得意な方法が近道です。
自分が得意な方法なら、きつさはそれほど感じませんからね(なんなら、気持ちいいすらあり得るw)。
試験の合格ラインは把握しているか
これ、意外とやっていない人が多いです。
勉強の計画や方法が合格ライン越えにマッチしていない人が多く見受けられるからです。
たまに合格ラインを公表しない鬼畜試験もありますが、たいていの場合は試験の合格ラインは設けられていますので確認は必須です。
「60点で良いのに80点越えを狙う」は過剰です。
細かい知識や試験本番で取れるかわからない難問対策など愚の骨頂。
入試と違い、たいていの資格試験は他人を蹴落とすものではなく、合格ラインを越えるためにやるべきです。
過剰な対策は人生の消耗そのものですので、試験の合格ラインは把握し、適切な対策に抑えてきつさを軽減しましょう。
くれぐれも過剰な勉強で“自爆”は避けましょう。
合格にはどんな回答スキルが要求されるか
こちらも意外とできていない人は多いです。
試験問題はそれぞれ回答様式が存在します。
- 記述式
- 選択式
- テキスト持ち込み可
- 自宅のPCで受験
- Cbt受験(受験会場での制約が結構多い)
など様々です。
これらを認識したうえで、日々の勉強で「回答スキル」を磨くようにしないと、試験突破は難しいです。
例えば、「選択式なのに細かい用語の暗記に時間を使う」、「記述式なのに一問一答形式」は明らかに目的と合致していません。
文字に起こすとバカバカしいですが、実際 結構周りにはいるので、どんな回答スキルが要求されるか把握し、日々の勉強で磨けるように計画しましょう。
試験で要求されるスキルが身につかない努力は、前項と同じく“自爆”の部類に入ります。
そうなると“きついだけの苦行“が完成するので、排除するべきだと思います。
実際、FP2級、Iotシステム技術試験では、細かい暗記は不要で、重要ポイントを何度も流すほうが受かりやすいと感じました。
(気になる人は最下部のまとめ記事一覧をチェック)
試験の裏ワザ、要領を知っているか
ネット社会の発展に伴い、資格試験にも「攻略厨・晒し厨」が存在します。
彼らの発信には嘘も多いですが、検証する価値がある情報が存在するのも事実です。
私は過去に電気工事士の筆記試験を受けました。
「試験の正答は「イ」「ロ」「ハ」「ニ」が25%ずつ配分される傾向がある」という裏ルールをネットで見つけ、検証した結果、試験でも使えそうだと判断したことがあります。
(電工の筆記試験は「イ」「ロ」「ハ」「ニ」の4択問題です)
他にも「合格者の体験ベースで書いた試験の要領」も参考になります。
(私が発信する資格関連の記事は、全部私の体験に基づいた内容なので参考になると思います)
こういった情報は試験攻略のショートカットになりうるので、きつさ軽減につながります。
お金はあるか
仕事をしながら資格勉強をするなら、時間がない中で勉強時間を捻出しないといけません。
普段、自分でしていることを外注したり、人に頼んだりして、自分の時間を確保しないといけない人もいるでしょう。
また、予備校や通信教材、教育サービスの利用を検討することも考えられることでしょう。
(傾向分析、勉強方法、予想問題などを一任できます)
いずれにせよ、お金があると合格までの道のりをショートカットできるので、使えるお金があるかも要確認です。
私の経験上、仕事をしながらでも資格試験に受かる人は「時間の有り余った社内ニート」や「お金を効果的に活用するシゴデキ」が多いです。
(かくいう私も、仕事がポンコツで大きな案件を任せてもらえずヒマですwwさすがに社内ニートではないですが。)
私は読者様が社内ニートではないと仮定していますので、「お金を有効利用して試験突破」も選択肢に入れてもらえれば、きつさは軽減されると思います。
シゴデキは「勉強だけすればよい状況」を作るのがとても上手いです。
作る手段はお金なので、お金があるかはキチンと確認しましょうね( ´∀` )。
「仕事しながら資格勉強することがきつくない」と考える理由【私見】
ここから「仕事しながら資格勉強することがきつくない」と考える理由についての私見になります。
以下の3つです。
- 勉強することにお得感を感じる
- 発言の信用度が増す
- 儲かる(笑)
ひとつずつ深めていきましょう。
勉強することにお得感を感じる
私はケチであると同時に“もったいないお化け”でもあります。
なので、「人間しかできないことをしないともったいない」って思考回路で勉強しています。
人間は、ほかの動物に比べて大脳が発達しているので、色々と考えたり、覚えたり、知識を応用することが可能です。
(犬や猫は無理ですもんね)
この事実から、勉強することが「私は人間じゃなきゃ出来ないことをやっている!」という高揚感につながっていますw。
「お得感」を感じていることが つらさを感じない理由の一つです。
発言の信用度が増す
「資格持ってるよ」のひとことで発言の信用度は上がります。
(同時に責任も発生しますが)
日常生活でも職場でも、会話は発生します。
いずれの場合も発言内容の信用度が高いとスムーズになる傾向があります。
私の例で言うと、
電工資格持ち・・・家庭で起こりうる電気系トラブルについて話したら、奥様方は耳をダンボにして聞いてくれる
FP資格持ち・・・お金関係の発言をしたら、みんなが耳をダンボにして聞いてくれる
IT系資格持ち・・・IT周りの意見を言うと、みんなが耳をダンボにして聞いてくれる
等が過去に実際にありました。
相手が真剣に聞いてくれる分、有意義な会話になることが多いので、資格を取る過程のきつさなんて屁でもありません。
これが理由の二つ目です。
儲かる(笑)
これは職場ガチャが当たりの人は真似できます。
私の職場は「所定の資格を取ったら、所定の報奨金を支払う」ことを約束しており、私はこれを利用しています。
つまり、資格を取ったら儲かります。
さらに、ブログやYouTubeで発進することで、微々たるながらも利益を得ています。
「この資格を取ったら報奨金が○○円だ!」
「合格したら要領や攻略法をまとめて発信するぞ!!」
みたいな感じで、モチベーション高く勉強できています。
現状が楽しいので、きつさを感じる余地は当分なさそうです。
今日はこの辺で。