散らかしても気にならないし、気にもしませんし、レジ袋に買った物をバランスよく詰めることに至っては今でも苦戦する有様です。
気を付けようと思っていても、できなかったりすると「私ってヤバいのかな・・・」ってなりがちです。
そんな感じで、自己肯定感が下がってしまう体験をしました。
しかし、今私は普通に社会人として過ごせています。
そのことを踏まえ、年を取るにつれて整理整頓に関して自分なりの答えが見えてきました。
結論:整理整頓はできなくても大丈夫
この結論に至った経緯を解説します。
今回は整理整頓のスキルは身に付ける必要は無いなと実感した理由について、自らの体験をもとにお話しします。
整理整頓が苦手で、そのせいで自分に自信を無くしつつある人の心が、ちょっとでも軽くなったら嬉しいです。
では、まいりましょう。
整理整頓できない人(私)でも社会人はやっていけている話
繰り返しになりますが、私でも社会人はやれてます(笑)。
以下の理由で、整理整頓はできなくてもいいかなぁ~って思います。
- 出来ないところで死にはしない
(上述の性格でも、高校は進学校、国立大学、国立大学院、大企業への就職など全部できたため) - 身に付けなくても困らない方法がある
1つめは極論ですが、何とな~くわかっていただけると思います。
少し極端ですが、たとえゴミ屋敷に住んでいても、人はすぐには死にませんからね。
整理整頓が生まれつきできると、なんだかんだ言って人生得なことが多いですが、生きる上の必須条件ではありません。
社会人になるまでのビッグイベントと言ったら受験や就活でした。
高校進学・大学進学に関しては、受験当日のテストができるかどうかですし、就活も事前対策・清潔感の演出・ハキハキした答弁が大切で、整理整頓ができないことで詰むことはほぼないです(会社に入ってから周囲が慌てることは何回かありましたが、整理整頓できないくらいじゃ解雇の理由にはなりません(笑))。
2つ目「身に付けなくても困らない方法がある」に関しては、以下別枠で深めていきたいと思います。
まずはじめに、私の経験談からスタートします。
【経験談】整理整頓ができない幼少期~高校まで
幼少期の私は、棚や物置きが物でパンパンになっても気にしない子供でした。
ミニ四駆とかメッチャ詰め込んでいました。
(おそらく、今でもそうでしょうw)
とにかく人の言う事を聞かない、さらに聞いても正さないタイプの子供で、整理整頓と言う概念すら頭にない状態でした(笑)。
物を持った分だけしまい、捨てることのできないメンタルはこの頃育まれました。
(今でもそのままですw)
ただ、勉強はそこそこできましたので、そこまで大人から嫌な扱いは受けませんでした。
日本社会のおかしなところですが、テストのスコアが良いと整理整頓ができないことを、本当に誰も指摘しないのです。
勉強ができることが整理整頓ができない事に対しての免罪符になっていることに救われつつ、くだらないな~と子供ながらに思っていました。
プラスαで、私の周辺にいた人たちが温かかったのも一因でしょう。周辺環境には今でも感謝です。
比較的順調な10代の人生を歩んでいく中で、テストのスコアでおおよその評判が定まる社会って、なんか変だよなぁと思うようになりました。
そんなモヤモヤを抱えつつ、私は大学へ行くことになりました。
ここが分岐点になりました。
【大学生の時】お金がないので強制的に持たない暮らしを実践
幼少期とは少し変わったことがありました。
それは一人暮らしになったこと、経済力がほぼゼロになったことです。
とにかく貧乏で、買えないから余計な物が持てない状況でした。
無論、物を増やす余裕もなく、散らかす余裕もありませんでした。
意図せずして、ミニマリズムを実践したのです。
(当時、「ミニマリスト」って言葉は無く、ただの貧乏生活でした)
物が少なかった生活で こんな発見がありました。
2年くらい整理整頓したことが無かったのに、部屋がきれいなままだったのです。
*掃除はクイックルワイパーとか使って、割とちゃんとしてました
6年余りの1人暮らしで、「物が少なければ整理整頓する必要がない」ことがわかりました。
物を収納せず、置いてただけでしたのでどこに何があるか完璧に把握していましたし、消耗品を買いに行くタイミングも全く外しませんでした(見えてましたからね(笑))。
物が少なければ、多少無造作に置いても散らかっているようには見えないのも私にとってはプラスでした。
「整理整頓できないけど、部屋が綺麗に感じてもらえるっておトクじゃね??ww」って感じ、物を減らすと整理整頓しないで良い理屈を身体で理解できたことにニヤニヤしてました( ´∀` )。
整理整頓できなくても人生やり過ごせる!と手応えを感じたのを覚えています。
物を減らすと整理整頓しなくていい理由は以上です。
なので、要らないものがあったら処分しましょう。
「余計な物がなければ、しまわなくていい。しまわないと物が全部見えるから管理がラク。」
これが整理整頓が出来なくても困らない方法の正体です。
これなら私でも社会人やっていけるなぁ~と少しずつ自信が出てきました。
そんなこんなで、就職を機に富山県へ移住し、現在に至っています。
今も必要以上に物を買って増やさないように努めています(服とか👇)。
以下、整理整頓に関して、社会人になってからの珍体験です。
【珍体験談】整理整頓ができないのに「整理整頓ができる几帳面な人」と勘違いされる(笑)
富山県へ移住後、物を最小限にし心の平穏と節約生活、有り余るヒマを実現していました。
ミニマリズムを勉強・実践し、部屋は結構殺風景。
物も少ないし、部屋も狭いし、クイックルワイパーは5分で完了するし、床に物をテキトーに置いても無くす心配もないよなぁ~とルンルンで快適な日々を過ごしていました。
社会人生活の傍ら、同期入社の知り合いが私の部屋に遊びに来ることも何回かありました。
皆が発する第一声は「キレイな部屋」「整理整頓が行き届いている」が圧倒的に多かったです。
(まあそれは盛大な勘違いなわけですが(笑))
物が少ないだけで私自身は何も変わっていません(笑)。
物を減らした生活は、周囲に勘違いを誘発してしまう事があるようです(笑)。
断っておきますが、私に騙す気はないです。許してください(笑)。
【整理整頓エピソード】昔、ホテルを見て気づいたこと:「整理整頓ができている」は錯覚だ!
整理整頓に関するエピソードをもうひとつお話しします。
大学生の時、学会やインターンシップなどでホテルに泊まる機会がありました。
お金もなかったので、休みの日に街へ繰り出すこともできず、当然ホテルに引きこもりです。
引きこもったところで、やる事もないのでホテル内を徹底観察してみました。
観察するのはタダですからね(笑)。貧乏学生根性炸裂です( ´∀` )。
ホテル備え付けのメモ帳に、ホテルの特徴をまとめたらこうなりました。
(メモ帳って、なぜかホテルのベッドには大体ありますよね( ´∀` ))
- 自分の部屋でもないのに、なぜか心地よく感じる
- 実は、細かいゴミもちょっと落ちている
- どの部屋も家具の数や配置は大体一緒
- ホテルの清掃をしている従業員さんに特別なスキルがあるわけでもなさそう
特に、家具の数と配置が、心地よく感じるかどうかに大きく影響すると思いました。
家でやってみたら、案の定「スッキリしていて心地よい」感覚を得ることが出来ました。
このことから、整理整頓のスキルがあるから部屋が心地よくなるのは錯覚で、快適な生活の実現は家具の数を制限しつつ配置を工夫することでおおよそ達成できてしまうことを断言できるようになりました。
清掃がやりやすければ、従業員さんも掃除がラクでしょうしね( ´∀` )。
なので、整理整頓のスキルに執着しなくなりました。
その手のスキルや資格が無くたって困らないことが、身をもってわかりましたからね。
必要だったのは「人間が快適に感じる原理と仕組み」でした。
私はホテル滞在中に色々と学びましたが、ミニマリストさんは意図せずしてホテルみたいなお部屋を実現しているようです👇。
そちらも分析しましたので、興味のある人はぜひご覧になってください<(_ _)>。
快適なお部屋の実現に役に立つ内容だと思います。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- 整理整頓が出来ないところで死にはしない。気楽に生きていこう!!
- 整理整頓を身に付けなくても困らない方法がある
⇒【ポイント】不要な物を減らし、しまわない事
今日はこの辺で。