6年間、長野県のオンボロ物件(家賃2万円台)に住んだ経験がある会社員です。
人様によっては「苦しかったね~」と同情されることもありますが、個人的には良い経験が出来たと思っています。
本記事は
「経済的理由で、家賃の低いボロアパートに住まないといけないんだけど、気を付けることってあるのかな?」
って人向けに書いています(大学進学を機に、これから一人暮らしを始める人とか)。
私の住んでいた物件は割と隣人さんの入れ替わりが多く、数年経つにつれて、それなりに「オンボロアパート生活ってこんな感じなんだなぁ~」って感覚がわかってきました。
その経験をもとに、オンボロアパートあるあるをお話しします。
その中で、オンボロアパートに住むうえで気を付けるべきところにも触れていきます。
では、まいりましょう。
*以下、あくまで男性の話です。個人的には女性にオンボロアパートはおススメしません。
ボロアパートに6年住んでた私がオンボロ物件あるあるを解説
以下、私が実際に経験したボロアパートあるあるです。
- 引きこもれず、嫌でもアクティブになる
- 隣人に変な人が居る
- セキュリティが低い
- 隣の部屋、そのまた隣の部屋の生活が丸わかり
- 礼儀正しくすれば大家さんが優遇してくれる
ひとつずつ深めていきましょう。
引きこもれず、嫌でもアクティブになる
オンボロアパートに住むと、引きこもれずアクティブになります。
オンボロアパートはお世辞にも良い環境ではありません。
長く部屋に居たくないから、快適を求めて外に出るしかないって理屈です。
壁は薄いから断熱効果なんてあって無いようなものですし、せっかくエアコンをつけて温度調節しても、エアコンを切ったらすぐに元通りです。
電気代が高くなるのも厳しいのでエアコンをガンガンにつけっぱなしにもできません。
なので、快適環境を住んでいる部屋の外に求めることになります。
- 図書館
- 大学の講義室(学生なら、意外と穴場です)
- ショッピングモール
- 家電量販店
は、基本的に夏は涼しく冬は暖かいです。
なので、意外とやっていけます。
当時住んでたオンボロアパート住民たちは「職場は自宅より良い環境だし、仕事がんばろ!!」って前向きな人ばかりでした。
職場の方が快適だから、残業をたくさんして夜遅くに帰るのも問題ないからです。
基本的に仕事を自分から見つけて残業している人もいましたし、オンボロアパート住民は優秀な労働力だと思います。
オンボロアパートに住む際は、「いかに部屋に居る時間を減らしてお金を得るか」を考えると、職場の残業も前向きに生きられます。
オンボロアパートに住む人は、
快適空間での労働時間>>>オンボロアパートに住む時間
を目指しましょう。
隣人に変な人が居る
オンボロアパートは、基本的にモラルの無い人や経済的に厳しい人が行き着くところです。
なので、必然的に「変な人」と隣人になる可能性は高いです。
男性はともかく、女性は要注意ですね。
私は6年間オンボロアパートの住人でしたが、隣人は変な人が多かったです。
- 夜な夜な徳永英明氏の歌を熱唱する人
- 大音量でエ〇ゲーしてる人
- イケおじっぽい感じだが、真っ昼間から若い女性を連れ込んでるオッサン
- 夜逃げを試み、私に協力を要請してきた人
- 電話口のお母様としょっちゅう口げんかしている人
まだまだありますが、この程度で辞めておきます( ´∀` )。
*私は当時の住人の皆様とは仲良くしてましたが、相手にされない・して欲しくない人もいますので挨拶は慎重に。
隣人ガチャは悪い目が出る確率が高いので、その点は認識しておきましょう。
セキュリティが低い
オンボロアパートにオートロックなんてありませんし、監視カメラも無いのでセキュリティレベルは低いです。
(2重ドアロックやドアチェーンがあればマシな方です)
オンボロアパートに住む人は、泥棒や犯罪被害に遭うリスクもあることを頭に置いて、自分の身は自分で守る覚悟が必要です。
セキュリティの低さが不安に感じる人は、オンボロアパートに住むのは辞めておきましょうね( ´∀` )。
当時の私は貯金なんてありませんでしたし、何よりイチ学生でしたので「社会的にも物質的にも盗まれるものなんて部屋に無い状態」でした。
そのように、失うものが無い人はオンボロアパートに住んでも、そこまで不安に感じないかもしれません。
*繰り返しになりますが、女性にオンボロアパートはおススメしません
一方、詐欺師や飛び込み営業の人は全然来ませんでした。
お金のなさそうな人の所に詐欺や営業をしに来るわけないですよね( ´∀` )。
その点は良かったですね( ´∀` )。
隣の部屋、そのまた隣の部屋の生活が丸わかり
オンボロアパートはたいてい壁が薄いので、お隣さんの生活が音で丸わかりです。
当時、隣の部屋の人がパンを焼く音、隣の隣の部屋の人がレイニーブルーを歌っているのは丸聞こえでした(笑)。
文字通り、プライバシーもクソもありません。
家でも音楽まみれのバンドマンが、ボロアパートから追い出される理由がわかりました(笑)。
大音量音楽 ⇒ 住民が大家さんに苦情 ⇒ 強制退去 ってなるでしょうからね( ´∀` )。
朝早く家を出て夜遅く帰ってくる生活(例えば大学に行ったり、勉強・バイトするとかですかね)を送っていて、自宅には寝に帰っているだけって人はこのデメリットを感じずに済みます( ´∀` )。
一方、18時以降普通に帰宅し、部屋でのんびり過ごす テンプレ通りの生活を送る人はこのデメリットをモロに被ります。
壁が薄いオンボロアパートは、音でプライバシーが丸わかりな点は要注意です。
繊細な方は要注意です。
礼儀正しくすれば大家さんが優遇してくれる
これは、意外とあるあるです。
大家さんとたくさんやり取りをした結果わかったのが、「住んでいる部屋の快適さは、大家さんのさじ加減で全て決まる」ということです。
大家さんも人間ですから、礼儀正しい人には良い対応をしてくれますし、気に食わない住民のクレームなんて聞いてくれないことなんてザラです。
オンボロアパートだと、なおさら顕著です。
つまり、入居前に大家さんに大いに忖度し、礼儀正しく美味しい食べ物を献上し、ズブズブの関係を築くべきです。
(実際、入居前に大家さん宅に菓子折り持って行ったときは大変驚かれ、良い借主と大家さんの関係がスタートしました)
そのせいか、ハプニングでキッチンに不具合が出た際、光の速さでキッチンを丸ごと入れ替えてもらえました(その大家さんは、その地域では対応が遅いことで有名だったそうです)。
また、家賃交渉も応じてくれましたし、「お金ないから洗濯機買えないんですよ~(´;ω;`)」とお土産持って泣きついたら洗濯機を入れてくれたし、「仲良くしてくれたから」という理由で退去費用も安くしてくれました。
「他の住民さんには内緒ね( ´∀` )」って具合に優遇してくれたことは、最初の”献上”が良かったと振り返ります。
オンボロアパートでも内装が他の部屋より設備がちょっとマシだったのは、大家さんのおかげと言っても過言ではありません。
まだ会社員じゃない苦学生はチャンスです。
苦学生ってことを武器に、大家さんと会話する経験を積みましょう( ´∀` )。
その経験って、会社に入ってから凄い役立ちました。
(年配者の懐に入るのが上手くなったと思っています)
どんなシチュエーション・国・地域であれ、コネは大切です。
礼儀正しく権力者に取り入って、ズブズブに利用しましょう( ´∀` )。
コネや忖度って、ちょっと汚い大人に見えるかもしれませんが、これも良い経験でした。
オンボロアパートに一生住むのは嫌ですが、学生の間くらいは経験として良いのではないのでしょうか?
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- 引きこもれず、嫌でもアクティブになる
⇒快適空間な環境で働く人が多い。 - 隣人に変な人が居る
⇒隣人ガチャはハズレを引く可能性は高い。 - セキュリティが低い
⇒泥棒リスクは普通にある。詐欺師や飛び込み営業の人は来ないかも。 - 隣の部屋、そのまた隣の部屋の生活が丸わかり
⇒プライバシーは音で丸わかり。バンドマンは追い出されるかも。 - 礼儀正しくすれば大家さんが優遇してくれる
⇒権力者(大家さん)には媚びましょう。そして大いに恩恵をいただきましょう。
*繰り返しになりますが、女性にオンボロアパートを薦めません
今日はこの辺で。