大学に入学した時、大学生協推薦のPCを買って死ぬほど後悔した経験を持つ会社員です。
マジで大損しました・・・。
現在はメーカーで電気設計を担当するエンジニアで、毎日PCを使っており、それなりにPCの知見があります。
以下、特に現役の大学生様、大学進学を目指す受験生の皆様と保護者様に見ていただきたく思います。
大学へ進学するにあたって、大学側から必ず来るのが「大学生協推奨のPC販売のチラシ」です。
このチラシに乗っかってPCを買う選択は、金銭的に損をします。
スペックに対して、PCの値段が高すぎるからです。
そのため、本記事は大学生協推薦のPCを絶対に買わないほうが良いという内容です。
では、まいりましょう。
大学生協推奨のパソコンを買わないほうが良い理由3つ【後悔します】
- 理不尽なくらい値段が高い
- 大学内で盗難の被害に遭う可能性がある
- 大学のシステムの大半はウェブアプリ、教授とのやり取りやデータ移送はメールかUSBメモリ
ひとつずつ深めていきましょう。
理不尽なくらい値段が高い
まず、値段が高いです。
先に断っておくと、機能がダメってわけではないです。
現役のエンジニア、かつ元家電販売員の立場で言わせていただくと、スペックの割に高すぎます。
(色んな大学のケースを拝見しましたが、「こんなもんで20万円も取るの??」みたいな感じで驚いたことは1度や2度じゃないです。)
生協推薦のパソコンを買うよりも、同スペックのパソコンを家電量販店に足を運んで買った方が良いです。
そして、浮いたお金でパソコンに関する書籍を買ってパソコンの知見を得たほうが良いです👇。
時間とお金の有効利用でしょう( ´∀` )。
仮に生協推奨のPCが「定価+数万円」で売られていた場合、数万円は大学側に入るお金だと予想できます。
メーカー品に数万円上乗せして売り、大学側が利益を得ている仕組みです。
(ターゲットは入学したての、右も左もわからない新入生です)
つまり、「入学金や学費以外にも大学にお金を献上しているようなもの」です。
大学へ納めるのは入学金や学費で十分ですよね(笑)。
お金の無駄遣いが嫌いな人は、生協推奨PCを買うだけで数万円を無駄にしている事実を知っておいてくださいね( ´∀` )。
後述しますが、普通のキャンパスライフを送るにはWindowsでもMacでもLinuxでも大丈夫です。
お金が無いなら安いPC(2in1のタブレットPC)を買いましょう。
ちなみに私は大学入学時~2年生時までは生協推薦のPC(14万円)、大学3年~大学院2年生までは5万円くらいのタブレットPC(TransBook ASUS)でした。
タブレットPCは良いですよ。
officeも入っているし、USBメモリも挿せるし、プロジェクタにも出力できるし(学会やプレゼンで要ります)、理系の大学生活に必要な機能が全部あったからです。
家電量販店の店員として働いていた時、お店のPCマニアの店員さんに教えてもらったのを覚えています。
(店員やってて良かったと思いました)
最近、TransBookは新しいバージョンが出たようです👇。
お金の無い学生の味方だと思います( ´∀` )。
*タブレットPCは、プログラミングが快適にできる環境ではないです
大学内で盗難の被害に遭う可能性がある
大学生協推薦のPCを買うと、大学内で「PC被り」がたくさん発生します。
入学したての時、講義とかで「一緒のPCだね~」って仲良くなるきっかけにもなるので、PC被りが絶対に悪いとは言えないのですが、被っているがゆえに間違って持っていかれてしまったり、最悪の場合分解され売られたりします。
(新品ホヤホヤの部品は、結構いい値段でさばけるみたいです・・・)
実際、大学は開けた空間で、教室へは誰でも入れちゃうので、4月とか5月は盗難被害も多いみたいです。
(実際に、PCを盗られて売られた被害者を何人か見たことがあります)
PC被りが起きてしまうと、盗難の恐れがあるので生協推薦のPCは買わないほうが良いですね( ´∀` )。
まあ、PCを置きっぱなしにしてしまう学生が一番悪いんですけど( ´∀` )。
大学のシステムの大半はウェブアプリ、教授とのやり取りやデータ移送はメールかUSBメモリ
大学のシステムの大半はウェブサイト上のサービスです。
(Amazonで買い物する感じです。)
例えば履修する授業の登録。
これはウェブサイト上で完結するので、PCがネットにつながっているかの方が大切でPCの種類は一切関係ありません。
また、大学生ならレポート提出や課題作製を当然やることになるでしょう。
そして、大学からの連絡、教授とのデータのやり取りの大半はメールやUSBメモリです。
ゼミや研究室ならNAS(大量のデータを入れとくシステム)を使う所もあるでしょうが、これも学生が使うPCの種類はほとんど関係ないです。
つまり、大学のシステムを使う目的ならどんなPCでも事足りるようになっています。
大学生活においてPCの機能で格差が出るのは、ほぼありえません。
【体験談】国立大学理系でもタブレットPCで余裕で事足りました
以下、私の体験談です。
私は真面目な大学生だったと思います。
研究を毎日頑張り、レポートも論文もしっかり書いていました。
当時は貧乏生活真っただ中で、泣く泣く5万円のタブレットPCを買いましたが、余裕で事足りました。
学会で国内外飛び回りましたが、いずれの地域でもタブレットPCはちゃんと動作しましたし、文章書いたり、パワポやExcel、Wordくらいしか使うことはなかったです。
(無論、Wi-Fiさえあればネットもできますよ。YouTubeもサクサク観れます。)
唯一不便だったのは、プロジェクターにつなぐアダプターが必要だったくらいです。
(その手のアダプターはAmazonで売ってましたので、数日で解決しましたが( ´∀` ))
買ったPCを長持ちさせるための工夫3つ
せっかく買ったPCですから、大学生活の間は活躍し続けてほしいですよね。
私はタブレットPCを6年使っていました。
実際にやっていたことを列挙します。
- コンセントを付けっぱなしにしない
- 電源を付けっぱなしにしない
- Bluetoothのマウス、キーボードを使う
1つ目、2つ目は気を付ければOKなので、そこまで深めません。
3つ目は、キーボードやマウスを外付けにすれば、PC本体のキーボードやマウスを使う回数を減らすことが出来ますので長持ちします。
外付けキーボード&マウスは庶民の味方、LogicoolのBluetoothセットで決まりです。
家電量販店で、3000円くらいで売ってます。
本体のキーボードは死守しましょうね( ´∀` )。
個人的な注意点ですが、ネトゲしたり、動画編集やゲーム実況する人はゲーミングPCとか、高機能なデスクトップパソコンを買った方が良いですよ( ´∀` )
学生生活は儲けを出すことが目的ではないので、そこまでスペックの高いPCを持つ必要はありませんが、商売なら話は別だからです。
商売としてPCを使っているなら、経費として落ちるでしょうから惜しみなく投資しても大丈夫です。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- 大学生協推薦のPCは、理不尽なくらい値段が高い
- PC被りが起こって、大学内で持ち去られるかも
- 大学のシステムの大半はウェブアプリ、教授とのやり取りやデータ移送はメールかUSBメモリで事足りる
- 国立大学・理系大学院生でも5万円のタブレットPCで大丈夫だった
生協推薦のPCもそうですが、当時の私と同様にお金に困る大学生は服と教科書も買わないほうが負担が減ります。
読者様のお金の不安が減れば幸いです。
今日はこの辺で。