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とあるメーカーの会社員で、現役の電気設計エンジニアとして働いています。
電気を本格的に学んだのが28歳くらいからですので(大学は化学専攻です)、働きながら知識を身に付けてきました。
*就業時間以外での自学は必須です
本記事は
「電気設計の仕事に必要な知識ってどんな感じなのかな?勉強の仕方がわからない・・・。」
って声に、ひとりのエンジニア目線として私見申し上げます。
結論から言いますと、思った以上にお金がかからずに身に付ける事が可能だと思います。
では、まいりましょう。
電気設計に必要な知識はこうして身に付けてます
以下、私が実践している電気設計エンジニアとして必要な知識を得る方法です。
- PLCそのものを学ぶ
- 電子機器メーカーのカタログを見る
- 現場の人と話す
- プロジェクトを経験する
- ホームセンターへ行き、商品を観察する
ひとつずつ深めていきましょう。
PLCそのものを学ぶ
PLCに関しての本は何でもいいです。
大体どの本でも書いてある内容は大差ないからです。
基本的な事を学んだら、あとは実戦で知識を身に付けるのが効果的ですので、あれこれ手を出さずに1冊代表を決めておきましょう( ´∀` )。
電子機器メーカーのカタログを見る
電子機器メーカーのカタログは冊子、PDF問わず眺めています。
理由は仕事道具への造形を深め、仕事をスムーズに行うためです。
電気設計エンジニアは、電子機器は仕事道具も同然です。
押さえておいて欲しい情報が電子機器メーカーのカタログにはたくさんあるので、エンジニアは読む価値ありです。
カタログを読む効果は結構バカにできません。
例えば家電が好きな人は、家電メーカーのカタログを嬉々として読んでいますが、彼らの家電の知識は確かなものです。
その部分を見習い、行動に移すようにしています。
メーカーのHPに行けばPDFファイルがダウンロードできるでしょうし、営業の人にカタログを送付してほしい旨を連絡したら光の速さでカタログが届きます。
なので、無料かつ素早く着手できます( ´∀` )。
現場の人と話す
「は?これ関係あるの??」って思うかもしれませんが、メチャメチャ重要です。
メーカーの電気設計エンジニアの作るものは、生産ラインで使われるものが大半だからです。
(商品そのものを開発する場合もありますが)
そのため、製造現場の人とお話しし、現場の実際を把握することが必要になります。
現場のニーズに合ったものを開発してナンボですので、事前の会話は十分に行いましょうね( ´∀` )。
個人的な感想ですが、現場の人と仕事の話や雑談するのは結構楽しいですよ( ´∀` )。
プロジェクトを経験する
プロジェクトを経験することで、電気設計エンジニアとしてプロジェクト推進のためにできることを学ぶことが出来ます。
プロジェクトは自分だけではなく、色んな部署の人が絡むことになるため、周りをよく見ながら立ち振る舞う必要があるからです。
プロジェクトをこなす中で、上手くコミュニケーションを取りつつ自分の役割を果たす経験はとても貴重です。
プロジェクトメンバーに選ばれて、担当業務を振られない限り得られない経験だからです。
(もちろん、担当業務をこなすスキルがあるのは当然です)
業務スキルを得ることに一生懸命な人はよく見かけますが、今のプロジェクトを頑張って推進しようって考える人が少ない印象ですので、せっかくならプロジェクトメンバーとして出来ることを学んじゃいましょうね( ´∀` )。
ホームセンターへ行き、商品を観察する
ホームセンターにいくと、電気設計に必要な物がある程度置いてあります。
(第2種電気工事士の実技試験でお世話になる人もいらっしゃるかと思います)
日々の仕事に使えそうで、かつホームセンターに置いてあるものを大まかに押さえておきましょう。
なぜ押さえるべきかをお話しします。
理由として、非常事態への備えです。
非常事態=設計ミス となるとマズいからです。
(本来あってはなりませんが)設計ミスがあって、急遽設備に部品を追加しないといけないシチュエーションになったら、通販していたら間に合わないのでホームセンターでさっさと調達して修正することを考えます。
プロジェクトがうまくいかない時に動ける人が仕事のデキる人ですので、この手の非常事態に備えておくべきです。
本来やる必要がないことなんですけどねぇ・・・( ´∀` )。
【体験談】化学系でも電気設計はやっていけるようです
最初の方で申し上げましたが、私は大学で化学を専攻していました。
なので、電気を体系立てて学んだ経験は皆無です。
(物理は得意でしたが、あまり関係は無かったです)
それでも業務を滞らせず、周りの方のサポートもあり、うまくやっていけています。
無論ラクではなく👇、上手くやっていくにはある程度ポイントを押さえておく必要があります。
ポイントは以下の3つです。
- 職場の人全員に敬語
⇒礼儀正しくない人が助けていただけるわけがありませんよね( ´∀` ) - 「わからない言葉は高速でググる」を継続する
⇒知らない言葉をググるのはエンジニアのたしなみです - わからないことはちゃんと聞く
⇒アラサーくらいになると、つまらないプライドが邪魔して、スッと聞けないこともあるようです
先を見て打算的に動けというわけではないですが、社会人たるもの礼儀とたしなみは最低限です。
特に、私のような他分野から来た素人はなおさらです。
ただでさえ実力不足なわけですから、「よし、コイツなら助けてやってもいっか」程度に思われる程度の人柄じゃないとダメだと思います。
たぶん、どんな職場でもそうなんでしょうけど( ´∀` )。
(世間で言われている「職場ガチャ」は、私の場合は大当たりだったと自負しています)
知識不足は、最悪独学でもなんとかなる可能性もあるかもしれませんが(たぶん無理だと思いますが。)、周囲の人から嫌われちゃうと間違いなく詰んでしまうと思います。
- 職場の人全員に敬語
- 「わからない言葉は高速でググる」を継続する
- わからないことはちゃんと聞く
これら3つは自分で決心してやるか やらないかの問題ですので、実践しようと思えば今日からでもできると思います。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- PLCそのものを学ぶ(代表の1冊は決めておくと良いかも)
- 電子機器メーカーのカタログを見る
- 現場の人と話して、ニーズを掴もう
- プロジェクトを経験して、業務全体を学ぼう
- 不測の事態に備え、ホームセンターへ行き、商品を観察する
- (私の例で恐縮ですが)化学系でも、電気設計エンジニアとして働けています
今日はこの辺で。