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電気設計に必要な知識の身に付け方【化学専攻⇒電気設計エンジニア】

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Yoshiaki
こんにちは。私はYoshiakiと申します。

とあるメーカーの会社員で、現役の電気設計エンジニアとして働いています。

電気を本格的に学んだのが28歳からですので(大学は化学専攻です)、働きながら知識を身に付けました。

自分で言うのも何ですが、実戦的な知識を要領よく身に付けた自負があります。

*もちろん、就業時間以外での自学は必須でしたし、きつかったです。

 

本記事は

電気設計の仕事に必要な知識ってどんな感じなのかな?勉強の仕方がわからない・・・。

って声に、専門外の分野からエンジニアに転身した目線で私見を申し上げます。

 

結論から言いますと、多様でお金のかからないやり方でした。

最後まで読んでいただければ

「電気系の大学出てなくてもイケるんじゃないか・・・?」

と思っていただけると思います。

では、まいりましょう。

 

電気設計に必要な知識の身に付け方【化学専攻⇒電気設計エンジニア】

以下、私が実践している電気設計エンジニアとして必要な知識を得る方法です。

お金がかからないものばかりですので、始めやすいと思います。

  1. PLCそのものを学ぶ
  2. 電子機器メーカーのカタログ・マニュアルを見る
  3. 現場の機械を知る・現場の人と話す
  4. 開発プロジェクトを経験する
  5. ホームセンターへ行き、商品を観察する

ひとつずつ深めていきましょう。

 

PLCそのものを学ぶ

PLCは電気設計の心臓部となる機械です。

なので、一番最初にマニアックになる必要があります。

勉強するために本を選ぶと思いますが、PLCの本は何でもいいです。

どの本でも、書いてある内容は大差ないからです。

 

ただし、理解しやすい本は人それぞれです。

ですのでテキトーに1冊を選ぶのではなく多くの本を読んで最終的に自分の相棒を決める方がロスが少ないです。

私は5冊以上買って読んでみて、代表1冊を決めました。

お気に入りの1冊を選び、基本的な事(設計する上での定石も含みます)を学んだら、あとは実戦で知識・やり方を身に付けるのが効果的です。

浮気は禁物です(笑)。

私は👇この1冊にとことん書き込んでいます(実物は汚な過ぎてお見せできませんが(笑))。

 

電子機器メーカーのカタログ・マニュアルを見る

仕事で使う電子機器は知っておく必要があります。

電子機器メーカーのカタログ・マニュアルは冊子、PDF問わず眺めましょう。

仕事道具”の知識を増やし、仕事をスムーズに行うことができますよ( ´∀` )。

 

マニュアルをテキトーに読んで作業したばかりに、電子機器が考え通りに動かない・・・なんてことはありがちなのでちゃんとマニュアルは読むべきです。

電子機器メーカーのカタログ・マニュアルは知っておくべき情報がたくさん書いてあるので、電気設計エンジニアは読みこなせるようにしましょう。

 

職場の空き時間に読むと無駄がないです。

 

現場の機械を知る・現場の人と話す

は?これ関係あるの??ラダー図が書ければ良いんじゃないの???」って思うかもしれませんが、メチャメチャ重要です。

電気設計エンジニアが開発するものは、製造ラインで使われるものが大半だからです。

つまり、現場の機械と現場の事情を知っておかないといけません。

(商品そのものを開発する場合もありますが。)

 

そのため、製造現場の人と会話し、現場の実際を把握することが必要になります。

技術者は現場のニーズを満たしてナンボですので、会話は十分に行いましょうね( ´∀` )。

個人的な感想ですが、現場の人と仕事の話や雑談するのは結構楽しいですし、ある程度の雑談があったほうが、開発がスムーズな印象です。

(現場の人に頼みごとをすることも多いので仲良しになった方が良いです)

 

開発プロジェクトを経験する

開発プロジェクトの一員になることで、電気設計エンジニアとしてプロジェクト推進のためにするべきことが学べます。

プロジェクトは自分だけではなく、色んな部署の人が絡むので、周りをよく見て立ち振る舞う必要があるからです。

プロジェクトをこなす中で、上手くコミュニケーションを取りつつ自分の役割を果たす経験ができることでしょう。

 

業務スキル獲得に一生懸命な人はよく見かけますが、「プロジェクト全体を頑張って推進しよう」って考える人が少ない印象ですので、せっかくならプロジェクトメンバーとして出来ることを学んじゃいましょうね( ´∀` )

設計以外のことを頑張るのは一見無駄に見えますが、結果的に昇進しやすいですよ( ´∀` )。

デカいプロジェクトを回せる人材は、エンジニア以上に代えの効かない能力です。

 

ホームセンターへ行き、商品を観察する

これはオマケ要素です。

 

ホームセンターには電気設計に必要な物が置いてあります

(第2種電気工事士の実技試験でお世話になる人もいるでしょう)

日々の仕事に使えそうで、かつホームセンターに置いてあるものを大まかに押さえておきましょう。

 

なぜ押さえるべきかをお話しします。

 

理由として、非常事態への備えです。

電気設計における非常事態は設計ミスです。

(本来あってはなりませんが)設計ミスがあって、急遽 設備に部品を追加しないといけないシチュエーションになったら、通販だと間に合わないのでホームセンターでさっさと調達して修正することになります。

プロジェクトがうまくいかない時に動ける人が仕事のデキる人ですので、この手の非常事態に備えておくべきです。

本来やる必要がないことなんですけどねぇ・・・( ´∀` )。

 

【体験談】化学系出身でも、電気設計はやっていけるようです

最初の方で申し上げましたが、私は大学で化学を専攻していました。

なので、電気を体系立てて学んだ経験は皆無です。

それでも業務を滞らせず(当然周りのサポートもありますが。)うまくやっていけています。

 

無論ラクではなく👇、上手くやっていくには ある程度ポイントを押さえておく必要があります。

 

ポイントは以下の3つです。

  1. 職場の人全員に敬語
    礼儀正しくない人が助けていただけるわけがありません。お相手が年下だろうが関係ありません。
  2. 「わからない言葉は高速でググる」を継続する
    知らない言葉を聞く前にググるのはエンジニアのたしなみです。
  3. わからないことはちゃんと聞く
    「つまらないプライドが邪魔して、スッと聞けない」は言い訳になりません。

 

一歩先を想像して打算的に動けというわけではないですが、社会人たるもの礼儀は最低限必要です。

(そして、なぜか年齢を重ねるごとに忘れていく人も多い印象です。忘れちゃうんですかねぇ?)

特に、私のような他分野から来た素人はなおさらです。

 

ただでさえ実力不足なわけですから、「よし、コイツなら助けてやってもいっか」と思われる程度の人柄じゃないとダメだと思います

たぶん、どんな職場でもそうなんでしょうけど( ´∀` )。

 

知識不足は、独学でもなんとかなるかもしれませんが、周囲から嫌われると間違いなく詰むと思います。

  1. 職場の人全員に敬語
  2. 「わからない言葉は高速でググる」を継続する
  3. わからないことはちゃんと聞く

これら3つはやるか やらないかの問題ですので、今からでもできると思います。

 

本記事は以上です。

最後にポイントをまとめます。

  1. PLCそのものを学ぶ(代表の1冊は決めておくと良いかも)
  2. 電子機器メーカーのカタログを見る
  3. 現場の人と話して、ニーズを掴もう
  4. プロジェクトを経験して、業務全体を学ぼう
  5. 不測の事態に備え、ホームセンターへ行き、商品を観察する
  6. 化学系でも、電気設計エンジニアとして働けています

 

今日はこの辺で。

 

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