
大学生1年目の時、大学の教科書を律儀に全部買ったことを後悔したことがあります。
理由は後述しますが、マジで買う必要はありませんでした・・・。
(教科書を買わなくても、大学2年から大学院卒業までストレートで卒業できました)
その後メーカーで技術系総合職として就職し、現在は電気設計エンジニアです。
本記事は「理系の大学生なんだけど、教科書代が凄く高い・・・何とかならないかな?」って金銭的に悩んでいる人向けになります。
その気持ち、痛いほどわかります。
理系の教科書代は高く、生活費を圧迫される学生をたくさん見てきました。
(奨学金を借りていても、毎月の生活が大変だった人もザラでした)
かくいう私もお金に余裕がなく、大学2年生以降は教科書を買わず、無事に卒業しました。
その結果を踏まえ、教科書は買う必要が無いな~と思った理由を4つお話しします。
勉強を一生懸命したいけど、お金に余裕が無い大学生の助けになれば幸いです。
では、まいりましょう。
理系の大学生は教科書を買わないほうが良い理由4つを院卒が語る
- 理系の教科書(特に学術書)は値段が高い
- 大学図書館内の教科書+専門書を見て、内容をノートにまとめたほうが良く理解できた
- 先輩から教科書をもらえる
- 大学卒業後、教科書をずっと使い続ける可能性が低い
ひとつずつ深めていきましょう。
理系の教科書(特に学術書)は値段が高い
私は化学系でしたが、化学系の本で1冊8000円以上するの珍しくありませんでした。
8000円オーバーって、本の中じゃかなりの高級品ですよね( ´∀` )。
そんな感じの本が年間通して10冊以上とか必要になりますので、全部買ったら数万円は吹っ飛びます。
数万円という出費は、大学生のお財布には大ダメージですし、勉強したい大学生にバイトをたくさんしろと言うのも酷ですよね( ´∀` )。
教科書代を稼ぐためにバイトを頑張るのも社会勉強としては良いですが、勉強する時間・キャンパスライフを楽しむ時間も減ってしまいますので、教科書を買わずに済ませたほうが良いと個人的には思います。
大学図書館内の教科書+専門書を見て、内容をノートにまとめたほうが良く理解できた
これは私の体験談です。
理系の皆さんは、ぜひ図書館を使い倒しましょう。
大学の図書館は理系の学生が使いそうな教科書がほぼ確実に置いてあるからです。
教科書以外の専門書も豊富に置いてあるので、一つの分野でたくさんの書籍を読むことができます。
(有機化学の分厚い本は出版社違いで7種類くらい置いてありましたね)
そして、複数冊読んで本質を掴めたら、知識もしっかり身に付くでしょう。
あと、忘れたらもったいないので、ノートにはまとめておくことをおススメします。
下手に教科書を買ってしまうと、その1冊しか読まないケースが多く、その1冊で勉強が終わってしまいます。
「参考書・問題集は一冊に絞るべき!」は大学入試が終わったら忘れましょう。
大学生は普通時間がありますので、あれこれ手を出せる状態です。
図書館には目を通せる・目を通すべき本がいっぱいあるにも関わらず、1冊だけで勉強を負えてしまうのは大変な機会損失に思います。
せっかく理系に進んだのなら、大学の図書館に行ってたくさんの学術書に触れましょう。
その中で理解したことをノートにまとめましょう。
どうしても理解できない所は、ヒマそうな教授に聞いてみるのも良いと思います。
(ヒマそうな教授は、たま~に見かけます)
私は大学の2年生以降、教科書を買ってませんでしたが、成績はそこまで悪くなかったですし、それなりに勉強も捗りました。
勉強の甲斐もあってか、某メーカー研究開発職のインターンシップ選考(インターンにも選考があるらしい)を通過し、インターンシップ生として就業体験することができました。
(当時の教授曰く、私の大学で史上初のインターン生だったそうです)
図書館を利用した勉強法はお金がまったくかからない(せいぜいノート代)ので、安心して挑戦できますよ( ´∀` )。
万が一、肌に合わなければ辞めれば良いだけです。
お金は絶対に減りません。
先輩から教科書をもらえる
教科書を先輩からもらえたらラッキーです。
教科書代は浮き、単位取得が楽になるからです。
通う大学に先輩がいる限り、現実的に可能なのでコミュ力に自信のある人は教科書を譲ってくれないか打診しましょう。
大学である以上、テスト・レポートは存在します。
大学は単位認定の場なので、そこはしょうがないです( ´∀` )。
テストやレポートはこなさないと卒業できないので頑張りましょう。
大学生あるあるですが、多くの大学生は過去問探しに躍起になるものです。
先輩から教科書をもらった人は、講義の攻略法や過去問も一緒に手に入れることが多いです。
周囲は、そんな人を勇者・賢者・救世主と祀り上げます。
(サークルや部活動等で上下のつながりのある人が、学年で重宝されるのはこれが理由です)
テストで過去問に頼るのは単位を取るためには必要な戦略です。
お金も時間も浮きますからね( ´∀` )。
そのことを加味して、先輩から教科書をもらった方が色々とおトクですね。
そして、後輩にちゃんと回しましょう。
大学内の良き伝統はそうやって作られていくものです。たぶん(笑)。
大学卒業後、教科書をずっと使い続ける可能性が低い
これは理系大学生の現実ですが、トップレベルの大学でさえも大学で習った内容が仕事に直結する人は少数です。
かくいう私も、とあるメーカーの会社員で化学なんて全然使いませんw。
大抵の人は大学を卒業後、一生懸命勉強した(あるいは遊び倒したw)思い出しか残りません。
学生生活で培った「問題解決能力」や「勤勉さ」を武器に、民間企業へ新卒採用されるのが一般的だからです。
残念に感じるかもしれませんが、これが理系大学生のよくある進路です。
白衣を着て、フラスコを振って研究し、年に何回も学会へ繰り出す人はごく少数だと言うことは認識しておきましょう。
そんなわけで、大学を卒業して就職した人の多くは、就職を機に教科書が不要になります。
そして、「あ~教科書を毎年ちゃんと買うんじゃなかった・・・。教科書買わなけりゃ飲み会に何回行けたんだよ・・・」と後悔しつつ、引っ越しのタイミングで泣く泣く教科書を処分します。
大抵の人は会社員としてキャリアを歩むので、結果的に教科書を買わないほうが良い可能性が高いです。
*もちろん、大学教授や研究職を目指す人、博士課程以降へ進む人はちゃんと教科書を買ったほうが良いかもしれません
本記事は以上です。
たとえ理系でも、大抵の大学生は教科書を買う必要が無いと伝われば嬉しいです。
ここまで読んでくれた人の金銭的不安が少しでも軽くなれば、それに勝る喜びはありません。
本記事は以上です。
最後にポイントをまとめます。
- 特に理系の教科書(学術書)は値段が高い(数千円以上が10冊とかザラ)
- 図書館には専門書が複数あり、実際に読んでみて内容をノートにまとめたほうが内容を良く理解できた
- 先輩から教科書をもらう方がテストがラク(つまり、進級・卒業しやすくなる)
- 多くの人は大学卒業後(就職後)、教科書を使う可能性が低い
最後にひとこと。
教科書、買わなくてもやっていけそうでしょ??
今日はこの辺で。
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